
「一条工務店で家を建てたいけど、たくさんの種類があって違いがわからない」「グレード順に特徴や価格を知りたい」と考えている方は多いのではないでしょうか。
一条工務店は性能に定評がありますが商品ラインナップが豊富なため、どのグレードが自分に合っているか見極めるのは難しいものです。
この記事では一条工務店の注文住宅シリーズをグレード順に徹底比較し、どのグレードがどんな人に向いているかまで網羅的に解説!
各モデルの坪単価や性能、デザインの違いを理解し、あなたの理想の家づくりにお役立てください♪
【この記事でわかること】
- 一条工務店の全商品のグレードと価格帯
- 性能やデザインに基づいた最適なモデルの選び方
- 注文住宅と規格住宅の根本的な違い
- コストを抑えつつ理想の家を建てるための知識
それでは早速本文にいってみましょう
一条工務店グレード順を理解する基礎知識
一条工務店には性能や価格が異なる多くの商品があり、どれを選べば良いか迷いますよね。
この章ではグレードの決まり方や、注文住宅と規格住宅の違いといった基礎知識を解説。
- グレードの定義と決まり方(坪単価・標準装備・性能)
- 注文住宅と規格住宅の大きな違いとは?
- 注文住宅シリーズをグレード順に徹底比較
- 規格住宅シリーズの特徴と賢い選び方
- 一番人気なモデルはi-smartなのか?
- グランスマートとグランセゾンはどっちがいい?
- アイ・スマートとアイ・キューブの違いを解説
グレードの定義と決まり方(坪単価・標準装備・性能)
一条工務店のグレードは、主に「坪単価」「標準装備」「性能」の3つの要素で決まります。
これらは互いに関連しており、性能が高いモデルほど坪単価も上昇する傾向にあります。
坪単価は家の延床面積1坪あたりの建築費を示す目安です。
標準装備の違いもグレードを左右します。
例えば上位グレードではデザイン性の高いキッチンや、全面タイル外壁、全館加湿システム「ロスガード90 うるケア」などが標準で含まれる。
そして最も重要なのが性能です。
上位グレードほどより高いレベルの快適性と省エネ性を実現する仕様になっています。
注文住宅と規格住宅の大きな違いとは?
出典:一条工務店
一条工務店の商品ラインナップは、大きく「注文住宅」と「規格住宅」の2種類に分けられます。
この二つの最も大きな違いは、設計の自由度と価格帯にあります。
注文住宅は間取りやデザイン、仕様などをゼロから自由に設計できるフルオーダーの家です。
一方で規格住宅はあらかじめプロが設計した多数の間取りプランの中から、自分のライフスタイルや土地に合ったものを選ぶセミオーダー形式の家です。
プランを選ぶ形式のため、設計の自由度は制限されますが、注文住宅に比べてコストを大幅に抑えられるという大きなメリットがあります。
注文住宅シリーズをグレード順に徹底比較
出典:一条工務店
一条工務店の注文住宅は、それぞれに特徴があり価格帯も異なります。
ここでは主要な注文住宅シリーズを坪単価の目安が高いグレード順に比較します。
商品名 | 坪単価 | 工法 | 主な特徴 |
---|---|---|---|
グラン・スマート | 75万円~ | 2×6 | 性能とデザイン性を両立した最上位モデル。業界最高クラスの断熱性能。 |
グラン・セゾン | 73万円~ | 在来 | デザイン性と間取りの自由度を重視。天井高があり開放的な空間を実現。 |
アイ・スマート | 70万円~ | 2×6 | 性能と価格のバランスが取れた一番人気モデル。スタイリッシュなデザイン。 |
百年 | 70万円~ | 在来 | 伝統美を活かした和風・和モダン住宅。木のぬくもりを感じられる。 |
アイ・キューブ | 67万円~ | 2×6 | i-smartと同等の性能を持ちつつ、仕様をシンプルにし価格を抑えたモデル。 |
ブリアール | 65万円~ | 在来 | 明るく可愛らしい南欧風のデザインが特徴。 |
セゾン | 65万円~ | 在来 | 無垢材などを多用した、格調高いヨーロピアンスタイルの住宅。 |
セゾンA | 63万円~ | 在来 | セゾンをよりカジュアルにした欧風モダン。自由設計の中で最も低価格。 |
規格住宅シリーズの特徴と賢い選び方
出典:一条工務店
コストを抑えながら一条工務店の高性能な家を手に入れたい方には、規格住宅が適しています。
「HUGme(ハグミー)」と「i-smile(アイ・スマイル)」が主な選択肢です。
HUGmeは本体価格1,490万円(税込1,639万円)からという、非常にリーズナブルな価格設定が魅力です。
一方でi-smileは約4,000種類という豊富なプランから、専用タブレットで仕様を選べるセミオーダー住宅です。
選び方のポイントは予算と間取りのこだわりです。
とにかく初期費用を抑えたい場合はHUGmeが、多くのプランからじっくり選びたい、あるいは少し性能にこだわりたい場合はi-smileが向いていると考えられます。
一番人気なモデルはi-smartなのか?
出典:一条工務店
数あるラインナップの中で、一条工務店で一番人気を誇るモデルは「i-smart(アイ・スマート)」です。
実際に長年にわたり、住宅業界の商品別販売棟数でトップクラスの実績を維持しています。
またシンプルでスタイリッシュな内外装は多くの人から支持されており、標準仕様の設備も充実!
まさに「性能もデザインも妥協したくないけれど、価格はできるだけ抑えたい」という、多くの家づくり検討者のニーズに合致した商品と言えます。
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グランスマートとグランセゾンはどっちがいい?
出典:一条工務店
一条工務店の最上位に位置する「グラン・スマート」と「グラン・セゾン」。
どちらも魅力的なモデルですが工法と思想が異なるため、どちらが良いかは個人の価値観によって変わります。
断熱性や気密性、耐震性に優れ、「全館さらぽか空調」などの先進的なオプションも選択可能。
性能を最優先し、快適で省エネな暮らしを求める方におすすめです。
天井高が標準で2,650mm(1階)と高く、吹き抜けや大開口など開放感のある空間設計が得意。
性能も高い水準を保ちつつ、自分らしいこだわりの間取りやデザインを実現したい方に向いています。
アイ・スマートとアイ・キューブの違いを解説
出典:一条工務店
一条工務店の中核を担う人気モデル「i-smart(アイ・スマート)」と「i-cube(アイ・キューブ)」。
この2つは同じ2×6工法を採用し、断熱性や気密性といった基本性能はほぼ同等ですが、いくつかの違いがあります。
i-smartはよりスタイリッシュで高級感のあるデザインを志向しており、内装のカラーバリエーションや選べる設備が豊富です。
対してi-cubeは、よりシンプルでコストパフォーマンスを重視したモデルです。
標準仕様を厳選することで、i-smartよりも坪単価を抑えています。
オプションを追加すればi-smartに近い仕様にすることも可能ですが、その場合は価格差が縮まるため注意が必要です。
一条工務店グレード順の選び方と後悔しないポイント
各グレードの特徴が分かっても、自分に最適なモデルを選ぶのは難しいですよね。
ここでは、あなたのタイプ別におすすめのグレードをご提案します。さらに、コストを抑える裏技や展示場へ行く前に準備すべきことなど、後悔しないための具体的な選び方を解説します。
- どのグレードがどんな人に向いているか解説
- 値引きはできる?コストを抑える裏技を紹介
- 展示場に行く前に準備すべきことリスト
- まとめ:一条工務店グレード順で後悔しないように
どのグレードがどんな人に向いているか解説
出典:一条工務店
一条工務店の豊富なグレードの中から最適なものを選ぶには、ご自身の優先順位を明確にすることが大切です。
性能を最優先したい方
とにかく家の性能、特に断熱性や省エネ性を重視するなら「グラン・スマート」や「アイ・スマート」が最適です。
これらのモデルは2×6工法による高い断熱・気密性能を誇り、一年中快適な室温を保ちやすく、光熱費の削減にも大きく貢献します。
デザインや間取りの自由度を重視したい方
自分だけのこだわりの空間を創りたい方には、在来工法を採用する「グラン・セゾン」や「セゾン」「百年」などが向いています。
これらのシリーズは壁の配置や窓の設計に関する制約が比較的少なく、吹き抜けや大開口といったデザインも実現しやすいです。
コストパフォーマンスを重視したい方
予算を抑えつつ一条工務店の高い基本性能を手に入れたい場合は、規格住宅の「HUGme」や「i-smile」が第一候補になります。
また注文住宅でありながら価格を抑えた「セゾンA」や、仕様をシンプルにした「アイ・キューブ」も良い選択肢と考えられます。
値引きはできる?コストを抑える裏技を紹介
出典:一条工務店
一条工務店は全顧客への公平性を保つため、原則として値引き交渉に応じない方針で知られています。
しかし値引きはできなくても、コストを抑えるための方法はいくつか存在します。
紹介制度の活用
最も効果的な方法が「紹介制度」の活用です。
- 知人紹介制度: オーナーからの紹介でシステムカップボード(約30万円相当)などのオプションがサービス
- 親族紹介制度: 2親等以内の親族からの紹介で、建物本体価格から1.5%が割引
- 法人割引制度: 提携企業に勤務している場合、建物本体価格から2~3%の割引
これらの制度は併用できず、住宅展示場へ行く前に手続きをする必要があるため注意が必要です。
その他の方法
他にも建築費用が上昇する前に「仮契約」を結び、契約時の坪単価を固定する方法があります。
また規格住宅を選んだり、オプションを厳選したり、外構工事を提携業者ではなく自分で探した業者(施主支給)に依頼したりすることも総額を抑えるのに有効な手段です。
展示場に行く前に準備すべきことリスト
出典:一条工務店
住宅展示場は家づくりのイメージを具体化する絶好の機会ですが、無計画に訪問すると本来得られたはずのメリットを逃す可能性があります。
まず前述の通り、割引率が最も高い「紹介制度」は、展示場を訪問する前に利用を申し込む必要があります。
次に自分たちの家づくりにおける希望の優先順位(例:予算、性能、間取り、デザイン)を家族で話し合い、ある程度明確にしておきましょう。
これにより営業担当者との話がスムーズに進み、的確なアドバイスを得やすくなります。
特にキッチンや収納などのオリジナル設備は、実際の使い勝手や質感を確かめる良い機会になります。
まとめ:一条工務店グレード順で後悔しない家づくりをしよう!
出典:一条工務店
ここまで一条工務店のグレードについて多角的に見てきました。
最後にあなたが最適なグレードを選び、後悔のない家づくりを実現するために要点をまとめていきたいと思います。
- 一条工務店のグレードは主に坪単価・標準装備・性能で決まる
- 性能が高いモデルほど坪単価も高くなる傾向がある
- 注文住宅は自由度が高く規格住宅はコストを抑えられる
- 注文住宅は性能重視の「2×6工法」と間取り自由度の「在来工法」に大別
- 最上位グレードは性能とデザインを両立した「グラン・スマート」
- 一番人気は性能と価格のバランスに優れた「アイ・スマート」
- コストを抑えるなら規格住宅の「HUGme」や「i-smile」が選択肢
- 「グラン・スマート」と「グラン・セゾン」は性能と設計思想が異なる
- 「アイ・スマート」と「アイ・キューブ」の違いはデザイン性と標準仕様
- 性能を最優先するなら「グラン・スマート」か「アイ・スマート」
- デザインや間取りの自由度なら「グラン・セゾン」
- 原則値引きはないが「紹介制度」の活用がコストを抑える鍵
- 紹介制度は展示場訪問前に利用する必要がある
- 仮契約で坪単価を固定することも有効な手段
- 「譲れない条件」を明確にしてグレードを選ぶことが最も大切
以上になります。最後までお読みくださりありがとうございました<(_ _)>
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