
一条工務店で理想の狭小住宅を建てたいけれど一体いくらかかるのだろう?と疑問に思っていませんか。
性能が高いと評判の一方で具体的な費用感がつかみにくく、計画を立てるのが難しいと感じる方もいるかもしれません。
この記事では一条工務店の狭小住宅の価格相場だけでなく、他ハウスメーカーの坪単価比較、そして実際の建築実例と総費用の内訳まで価格に関するあらゆる情報を網羅的に解説します!
予算内で理想の住まいを実現するための、具体的な道筋が見えてくるはずです♪
【記事のポイント】
- 一条工務店の狭小住宅にかかる費用の全体像
- 価格を左右する具体的な要因とコスト削減のヒント
- 実際の建築実例から見るリアルな総費用
- 後悔しないための間取り選びと注意点
それでは早速本文にいってみましょう
一条工務店の狭小住宅価格の概要と相場
一条工務店の狭小住宅、実際の価格はいくら?
- 一条工務店が提供する狭小住宅の特徴
- 狭小住宅に向いている商品のラインナップ
- 一条工務店の狭小住宅の価格相場を解説
- 狭小住宅の価格に影響する要素
- 他ハウスメーカーとの坪単価比較
一条工務店が提供する狭小住宅の特徴
一条工務店が提供する狭小住宅は限られた土地を最大限に活用し、快適な居住空間を実現するための工夫が凝らされている点が大きな特徴です。
特に同社の代名詞ともいえる高い住宅性能が、狭小住宅においてもその真価を発揮します。
これにより狭小地でも、物理的な広さ以上の開放感を得ることが可能となります。
また独自の「一条ルール」と呼ばれる設計上の制約は、一見すると不自由に感じるかもしれません。
しかしこれは耐震性などの性能を確実に担保するためのものです。
このルールがあるからこそ品質が安定し、どの家でも高い性能が保証されると考えることもできます。
狭小住宅に向いている商品ラインナップ
一条工務店には多様な商品ラインナップがありますが、特に狭小住宅に適していると考えられるのは「i-smart」や3階建て商品です。
それぞれの特性を理解し、土地の形状やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切になります。
吹き抜けは施工面積の1/2で計算されるため、坪単価を抑えつつ縦の空間を有効活用して開放的なリビングを実現できます。
これはスペースが限られがちな狭小住宅において大きなメリットに!
一方で都市部のより狭い土地に対応するためには、3階建ての商品が有効な選択肢となります。
一条工務店の狭小住宅の価格相場を解説
ichijo style
一条工務店の狭小住宅の価格を考える上で、まず把握しておきたいのが坪単価と総額の目安です。
性能の高さから高価なイメージがあるかもしれませんが、標準仕様の充実度を考慮するとコストパフォーマンスは一概に低いとは言えません。
坪単価と総額の目安
坪単価は選択する商品や仕様によって変動しますが、おおよそ70万円から120万円の範囲に収まることが多いようです。
例えば延床面積25坪の家を建てる場合、本体価格だけで1,800万円から2,500万円程度が一つの目安となります。
しかしこれはあくまで建物本体の価格です。
- 付帯工事費(地盤改良、外構工事など)
- 各種諸費用(登記費用、火災保険料、住宅ローン手数料など)
- オプション費用(太陽光パネル、さらぽか空調、カップボードなど)
延床面積 | 坪単価の目安 | 本体価格の目安 | 総額の目安(諸費用込) |
25坪 | 70万円~120万円 | 1,800万円~2,500万円 | 2,500万円~3,500万円 |
30坪 | 70万円~120万円 | 2,000万円~3,500万円 | 3,000万円~4,500万円 |
※上記はあくまで一般的な目安であり、建築地域や仕様、土地の条件によって大きく変動します。
ある実例では30坪弱のi-smartで建物価格が約3,200万円、土地代や諸費用を含めた総額が5,000万円を超えています。
このように最終的な総額は個別の条件によって大きく異なるため、モデルハウスや営業担当者との打ち合わせで詳細な見積もりを取得することが不可欠です。
狭小住宅の価格に影響する要素
出典:一条工務店
一条工務店の狭小住宅の最終的な価格は、いくつかの要素によって大きく変動します。
予算内で計画を進めるためには、何が価格に影響を与えるのかを正確に理解しておくことが求められます。
一条工務店の建築費用は坪単価で計算されるため、坪数を1坪減らすだけでも数十万円のコストダウンに繋がります。
オプションの選択も価格を左右する大きなポイントです。
例えば外壁を標準のタイルから高級感のあるハイドロテクトタイルに変更する場合、坪あたり数千円から1万円以上の追加費用が発生します。
一方で一条工務店には紹介割引や法人割引、期間限定のキャンペーンといった割引制度が存在します。
これらの制度をうまく活用できるかどうかで、最終的な支払額に数十万円単位の差が生まれることも・・
契約前に利用可能な割引がないか忘れずに確認することが賢明です。
他ハウスメーカーとの坪単価比較
ichijo style
一条工務店での建築を検討する際、他の大手ハウスメーカーとの価格差は誰もが気になるところです。
坪単価だけで見ると一条工務店は高価格帯に位置しますが、その評価は標準仕様の内容を踏まえることで変わってきます。
ハウスメーカー | 構造 | 坪単価(目安) | 特徴 |
一条工務店 | 木造 | 70万円~120万円 | 全館床暖房、高性能サッシなどが標準で、性能重視 |
セキスイハイム | 鉄骨/木造 | 85万円~130万円 | ユニット工法による短工期。全館空調「快適エアリー」 |
ヘーベルハウス | 鉄骨 | 70万円~150万円 | ALCコンクリート「ヘーベル板」による耐久性・耐火性 |
住友不動産 | 木造 | 70万円~150万円 | 高級感のあるデザイン性、マンション仕様の設備 |
アキュラホーム | 木造 | 50万円~90万円 | ローコストながら自由度の高い設計が可能 |
上の表を見ると一条工務店の坪単価はセキスイハイムといった鉄骨系メーカーと同等か、それ以上の価格帯になることも・・
しかし一条工務店の場合、他社ではオプション扱いになることが多い「全館床暖房」や「トリプルガラス樹脂サッシ」などが標準で含まれています。
単純な坪単価の数字だけでなく、どのような設備が標準で含まれているのか比較することが、ハウスメーカー選びで失敗しないための鍵となります。
賢い選択を!一条工務店の狭小住宅価格ガイド
一条工務店の狭小住宅で後悔したくない方へ。
- 一条工務店の狭小住宅の建築実例と総費用
- 価格を左右する狭小住宅の間取り
- 狭小住宅でコストを抑えるコツ
- 狭小住宅で住んでみて分かった後悔ポイント
- 一条工務店の狭小住宅はこんな人におすすめ
一条工務店の狭小住宅の建築実例と総費用の内訳
一条工務店で狭小住宅を建てた場合の具体的なイメージを掴むためには、実際の建築実例とその費用の内訳を見るのが最も効果的です。
ここでは公開されている情報を基にした一つの事例を紹介します。
大阪府・30坪・4LDKのi-smart実例
ある20代の施主は、大阪府に延床面積約30坪のi-smartを建築しました。
その際の費用総額は約5,300万円で内訳は土地代が約1,850万円、建物代が約3,200万円、諸費用が約240万円となっています。
この家の間取りは1階に吹き抜けとオープンステアを設けたストレートなLDK、2階に子供部屋2つと夫婦の寝室を配置した4LDKです。
この事例から分かるように都心部やその近郊で土地から購入して狭小住宅を建てる場合、建物代だけでなく土地代も大きな割合を占めます。
価格を左右する狭小住宅の間取り
ichijo style
狭小住宅において間取りは居住空間の快適性だけでなく、建築コストにも直接的な影響を与えます。
一条工務店では、特に「吹き抜け」と「廊下」の扱いが価格を左右するポイントに!
例えば4坪の吹き抜けを設けると、2階の施工面積は2坪分として計算。
これにより1階を広く、2階をコンパクトに設計でき、建物の総施工面積を抑えながら見た目の坪数が大きい家を建てることが可能です。
しかし吹き抜けはあくまで「空間」に対して坪単価の半分を支払うものであり、コスト削減のためだけに採用するとかえって無駄な費用が発生する場合もあります。
採光や開放感といったメリットと、費用や冷暖房効率への影響というデメリットを天秤にかけ慎重に判断することが大切です。
リビング階段やオープンステアを採用し階段室をなくすことで、その分の面積を居住スペースに充てたり総面積を削減したりできます。
狭小住宅でコストを抑えるコツ
出典:一条工務店
一条工務店で狭小住宅を建てる際、少しでもコストを抑えるためにはいくつかのポイントがあります。
割引制度の活用から間取りや設備の「断捨離」まで、計画段階で検討できることは多岐にわたります。
割引制度を最大限に活用する
まず利用できる割引制度はすべて活用しましょう。
知人からの「紹介割引」、家族が一条工務店で建てている場合の「家族割引」、勤務先が提携している場合の「法人割引」などがあります。
これらの割引は併用できない場合もありますが、数十万円単位の値引きに繋がるため展示場を訪れる前に確認しておくのが得策です。
坪数と標準仕様を見直す
前述の通り建築費の基本は坪単価×坪数であるため、延床面積を減らすことが最も効果的なコストダウン策となります。
本当に必要な広さを見極め、不要なバルコニーをなくしたり、2階にお風呂を配置して1階の面積を減らしたりといった工夫が考えられます。
例えば2階建てでもトイレを1階のみにすれば、設備費用と0.5坪分の建築費、合わせて数十万円を節約できます。
オプションは慎重に選ぶ
魅力的なオプションが多い一条工務店ですが、一つひとつがコストアップに繋がります。
外壁のハイドロテクトタイルや全館さらぽか空調、大容量の太陽光パネルなどは採用すれば数十万から数百万円の追加費用です。
本当に自分たちの暮らしに必要か、長期的な視点で見極める姿勢が求められます。
狭小住宅で住んでみて分かった後悔ポイント
ichijo style
一条工務店の住宅は性能が高く満足度も高い一方で、実際に住んでみて初めて気づく後悔ポイントも存在します。
特に狭小住宅では間取りや設備のわずかな選択ミスが、日々の生活の快適性を大きく左右することがあります。
一条工務店では手動と自動が選べますが、コストを抑えるために大きな窓を手動にした結果、毎日の開け閉めが想像以上に手間で結局は開けっ放しになってしまうという声があります。
特に吹き抜けなどの高窓は、自動にしておかないと操作自体が困難に・・
また間取りに関する後悔も少なくありません。
階段下の収納は便利ですが、その分玄関が狭くなってしまったという事例があります。
コンセントの位置や数も、後から変更するのが難しい部分です。
設計段階では十分だと思っていても実際に家具を配置したり、スマート家電が増えたりすると数が足りない、位置が悪いといった問題が生じがちです。
これらの後悔を避けるためにはモデルハウスでの宿泊体験などを通して、実際の生活をリアルにシミュレーションしてみることが有効になります。
狭小住宅はこんな人におすすめ
出典:一条工務店
高い性能と独自のシステムを持つ一条工務店の狭小住宅は、すべての人にとって最適な選択とは限りません。
どのような人が一条工務店に向いているのか、その特性を理解することが重要です。
全館床暖房や高い気密・断熱性能が標準仕様で手に入るため、初期費用は高く感じられても、光熱費などのランニングコストを抑えることができます。
また地震や水害といった災害への強さも大きな魅力であり、安全・安心な暮らしを求める人にとって心強い選択肢となります。
設計上の制約やキッチン・バスなどがオリジナル製品中心であるため、間取りを1cm単位で調整したり、特定の海外メーカーのキッチンを入れたりといった完全なオーダーメイドには対応しにくい側面があります。
性能に全振りしたいという考え方の人には非常にマッチしますが、デザインや間取りで強いこだわりを実現したい場合は、他のハウスメーカーや設計事務所と比較検討することをおすすめします。
一条工務店狭小住宅価格についてまとめ
出典:一条工務店
それでは最後になりますがまとめていきましょう
- 一条工務店の狭小住宅は「家は、性能」のコンセプト通り高い性能
- i-smartや3階建て商品が狭小住宅には特に向いている
- 吹き抜けの活用で限られた空間を広く見せることが可能
- 3階建てプランは都市部の狭い土地を最大限に有効活用できる
- 坪単価の目安は80万円から140万円程度
- 総額は本体価格に土地代や諸費用が加わり大きく変動
- 価格は坪数、オプション、地盤改良の有無に大きく左右される
- 紹介割引などの制度活用でコストを抑えられる可能性がある
- 他社との比較では坪単価だけでなく標準仕様の充実度が重要
- 不要なバルコニーや廊下をなくす間取りでコスト削減
- トイレを1つにするなど標準設備の見直しも有効な節約術
- コンセントの位置や数は多めに計画しておくのがおすすめ
- 性能と長期的なコストパフォーマンスを重視する人に最適
- デザインの自由度を最優先する人には不向きな場合もある
以上になります。最後までお読みくださりありがとうございました<(_ _)>
【関連記事】
- 【実例を紹介!】一条工務店25坪2階建ての価格は?
- 【ベストなモデルは?】一条工務店グレード順を解説!価格と性能で選ぶ最適モデル
- 【どこまで可能?】一条工務店ハグミー間取り変更|費用と2F&平屋の実例解説
- 【これがリアル!】一条工務店ハグミーで建てた人の総額は?見積もりや坪価格
- 一条工務店 ベネフィット活用でお得に住宅購入!割引制度を徹底解説
- 【100万円以上お得】一条工務店 法人割引 企業一覧|対象企業と割引率を徹底解説!