
一条工務店は高い性能で人気のハウスメーカーです。
実際に建てるとなると、現実的な30坪2階建ての費用と見積もりのリアルな部分や、具体的な間取りの実例が気になるところです。
またそもそも30坪2階建て住宅が選ばれる背景、住んでみて分かった満足・後悔のポイントなど、建ててから失敗したくないという思いは誰もが持っているはず・・
この記事ではそうした疑問や不安を解消するため、一条工務店の30坪2階建てに関する情報を網羅的に解説します!
理想の家づくりに向けてぜひ最後までご覧ください♪
【記事のポイント】
- 一条工務店30坪2階建ての具体的な価格や坪単価
- 参考になる間取りの実例やプランニングの工夫
- 実際の満足点と事前に知っておくべき後悔ポイント
- 設計時の注意点や展示場では分からないリアルな情報
それでは早速本文にいってみましょう
一条工務店 30坪2階建ての基本情報を徹底解説
一条工務店の30坪2階建てを検討中ですか?高い性能が魅力ですが、リアルな価格や間取りも気になるところ。
- 一条工務店30坪2階建てが選ばれる背景とは?
- 参考にしたい30坪2階建て間取りの実例
- 必見!30坪2階建ての工夫ポイント
- リアルな30坪2階建て費用と見積もり
- 一条工務店と他社との坪単価比較を解説
一条工務店30坪2階建てが選ばれる背景とは?
一条工務店の30坪2階建て住宅が多くの人に選ばれる理由はその圧倒的な住宅性能と、それを手の届きやすい価格で実現する独自のビジネスモデルにあります。
一条工務店は「家は、性能。」というキャッチコピーを掲げ、特に断熱性や気密性において業界トップクラスの水準を誇ります。
例えば高性能な断熱材や樹脂サッシのトリプルガラス、全館床暖房などが標準仕様として組み込まれている点は、他のハウスメーカーではオプション扱いになることが多く大きな魅力となっています。
また一条工務店は、住宅部材の多くを自社グループ工場で開発・生産しています。
この工業化によって品質の均一化を図りながら、コストダウンを実現しているのです。
参考にしたい30坪2階建て間取りの実例
一条工務店で30坪の2階建てを建てる際、どのような間取りが可能なのか具体的な実例を見ることでイメージが湧きやすくなります。
30坪という限られたスペースでも、工夫次第で家族が快適に暮らせる機能的な空間を実現できます。
1階の間取り
1階には家族が集まるLDK(リビング・ダイニング・キッチン)を中心に、水回りを集中させるプランが一般的です。
また近年では玄関横にシューズクロークを設けたり、リビングに隣接して小上がりの和室やキッズスペースを設けたりするケースも見られます。
テレワークの普及に伴い、1階にコンパクトな書斎スペースを確保する間取りも増えています。
2階の間取り
2階は主寝室と子ども部屋といったプライベートな空間が中心となります。
30坪の場合、主寝室に加えて4.5畳から6畳程度の子ども部屋を2つ設けるのが一般的な構成です。
将来の子どもの成長に合わせて最初は一つの大きな部屋として使い、後から壁で仕切れるように設計しておくのも良い方法と考えられます。
バルコニーは洗濯物を干すだけでなく、くつろぎの空間としても活用できますが、近年では室内干しの需要増加からあえてバルコニーを設けない選択をする家庭も少なくありません。
必見!30坪2階建ての工夫ポイント
出典:一条工務店
30坪という面積を最大限に活かすためには、いくつかの工夫ポイントがあります。
一条工務店の特性を理解しプランニングに反映させることが、満足度の高い家づくりにつながります。
一つの大きなポイントは「吹き抜け」の活用です。
これを利用すればコストを抑えながら、リビングに開放感あふれる大空間をつくることが可能です。
吹き抜けは採光にも優れており、家全体を明るく見せる効果が期待できます。
次に家事動線を意識した間取り設計が挙げられます。
特に共働きで忙しい家庭にとって、家事の時短は大きなメリットとなるでしょう。
収納計画も非常に大切です。
玄関のシューズクロークやキッチンのパントリー、階段下収納など、適材適所に収納スペースを設けることで家全体がすっきりと片付きます。
最後に一条工務店の住宅は気密性が高いため、あえてFIX窓(開かない窓)を多めに採用し断熱性能をさらに高めるという工夫も考えられます。
換気は高性能な換気システム「ロスガード90」に任せることで、窓を開けなくても快適な空気環境を維持できるのです。
リアルな30坪2階建て費用と見積もり
一条工務店で30坪の2階建てを建てる際の費用は、多くの方が最も気にする点だと思われます。
坪単価だけで判断するのではなく総額でどれくらいかかるのか、見積もりの内訳を理解することが大切です。
以下は一般的な30坪住宅の見積もり事例の内訳を簡略化した表です。
項目 | 費用目安 | 備考 |
建物本体工事費 | 約2,250万円 | 家の基本的な構造や内外装の費用 |
付帯工事費 | 約170万円 | 仮設工事、給排水工事、ガス工事など |
標準仕様外工事費(オプション) | 約140万円 | 仕様変更や設備のグレードアップなど |
太陽光・蓄電池工事費 | 約200万円 | 一条工務店で多く採用される設備 |
建築申請・その他業務費 | 約50万円 | 確認申請や長期優良住宅申請などの費用 |
小計(税抜) | 約2,810万円 | |
消費税 | 約280万円 | |
合計 | 約3,090万円 | あくまで一例です |
実際の見積もり事例を見ると30坪の家で建物本体工事費が約2,250万円、これに付帯工事費や各種申請費用、オプション費用などが加わり建物に関する総額は約2,800万円から3,200万円程度になることが多いようです。
特に一条工務店の場合、太陽光発電システムや蓄電池を搭載するケースが多く、その費用も考慮に入れておく必要が・・
また外構工事費やカーテン、照明、家具などの費用は別途必要になるため、全体の資金計画は余裕を持って立てることが求められます。
一条工務店と他社との坪単価比較を解説
出典:一条工務店
一般的に一条工務店の坪単価は80万円~105万円程度とされています。
これは他の大手ハウスメーカーと比較しても、決して安価な価格帯ではありません。
他社ではオプションとなるこれらの設備を標準搭載しているため、初期費用は高く見えがちですが最終的なコストパフォーマンスは高いと評価されています。
以下に代表的な大手ハウスメーカーとの比較をまとめてみました。
ハウスメーカー | 坪単価(目安) | 性能・特徴 | 保証期間(最長) |
一条工務店 | 80~105万円 | 高断熱・高気密・全館床暖房が標準 | 30年 |
住友林業 | 90~150万円 | 木の質感やデザイン性、ZEH仕様に対応 | 60年 |
積水ハウス | 90~130万円 | 設計の自由度が高い、空調技術に強み | 永年保証(条件有) |
大和ハウス | 85~140万円 | 鉄骨造に強み、耐震・長寿命構造 | 60年 |
保証期間については他社より短く見えるかもしれませんが、これは耐久性の高い部材を標準採用し、長期的なメンテナンスコストを抑える家づくりを目指しているためです。
どこに価値を置くかによって最適なハウスメーカーは変わるため、坪単価の数字だけでなく、その価格に何が含まれているのかを詳しく比較検討することが大切になります。
後悔しない!一条工務店 30坪2階建ての注意点
一条工務店の家づくりで後悔したくない方へ。
- 住んでみて分かった30坪2階建ての満足点
- 30坪2階建てで分かった後悔ポイント
- 一条ルールとは?設計制限の実態を解説
- 一条工務店展示場では分からないリアルな注意点
- 比較検討!一条工務店の30坪平屋
住んでみて分かった30坪2階建ての満足点
出典:suumo
一条工務店の30坪2階建てに実際に住んでいる人々からは、多くの満足の声が聞かれます。
最も多く挙げられるのが、高い断熱性と気密性がもたらす室温の快適さです。
特に標準仕様である「全館床暖房」は冬場でも家のどこにいても足元から暖かく、ヒートショックのリスクを軽減できると好評です。
次に太陽光発電システムによる光熱費の削減効果も大きな満足点となっています。
屋根一体型の太陽光パネルを大容量で搭載できるため、日中の電気を自家消費でまかない余った電気は売電することで、月々の光熱費を大幅に抑えることが可能です。
またアフターフォロー体制がしっかりしている点も評価されています。
不具合が発生した際に営業担当者や専用アプリを通じて迅速に対応してもらえる安心感は、長く住み続ける上で重要な要素です。
定期的な点検もしっかりと行われ、住んだ後も安心して暮らせる体制が整っています。
30坪2階建てで分かった後悔ポイント
ichijo style
多くの満足点がある一方で、一条工務店の30坪2階建てを選んだことによる後悔ポイントや注意点も存在します。
これらを事前に把握しておくことが、ミスマッチを防ぐために不可欠です。
一条工務店は性能を担保するために「一条ルール」と呼ばれる独自の設計基準を設けており、間取りやデザインに一定の制約があります。
そのため個性的なデザインや特殊な間取りを希望する方にとっては、物足りなさを感じる可能性があります。
次に室内の音が響きやすいという点も・・
プライバシーを重視する場合は、寝室とリビングの配置を離すなどの間取り上の工夫が求められます。
また軒が短いデザインが多いため、夏場に日差しが室内に直接入り込みやすいという意見も。
窓の性能が高いため室温が急激に上がることは少ないものの、日差しの眩しさが気になる場合があるようです。
その他ベタ基礎や網戸、シャッターなどが標準仕様ではなくオプション扱いである点や、床材の傷つきやすさなど細かな点で想定外だったという声も聞かれます。
これらの点は契約前の打ち合わせでしっかりと確認しておくべきでしょう。
一条ルールとは?設計制限の実態を解説
ichijo style
一条工務店での家づくりを検討する上で、避けて通れないのが「一条ルール」の存在です。
これは同社が定める独自の設計上の制約や基準の総称で、高い住宅性能を全ての建物で安定して実現するために設けられています。
このルールを理解せずに進めると、打ち合わせの段階で「希望の間取りが実現できない」といった事態になりかねません。
窓に関するルール
窓の設置には特に多くのルールが存在します。
例えば部屋の広さによって設置できる窓の数が決まっていたり、床面からの窓の高さを一定以上にしなければならなかったりと制約が・・
また居室以外の廊下やトイレではFIX窓(はめ殺し窓)が標準となり、開閉できる窓はオプション扱いになるなど細かな規定があります。
構造に関するルール
一条工務店のi-smartなどの商品は、構造上「総二階」にすることが基本となります。
これは1階と2階の面積をほぼ同じにすることで、建物の耐震性を高めるためのルールです。
そのため1階部分だけを広くするといった設計は難しくなります。
また耐震性を確保するために「タレ壁」と呼ばれる壁が室内に必要になるケースもあり、これが圧迫感につながると感じる人もいます。
仕様に関するルール
キッチンや浴室、フローリング、建具といった設備や建材は、基本的に一条工務店のオリジナル製品から選ぶことになります。
他社製品を導入することも可能ですが、割高になる傾向があります。
これは自社製品を大量生産することでコストを抑えているためです。
このように一条ルールは設計の自由度をある程度制限します。
しかしそれは裏を返せば、誰が建てても一定水準以上の性能が保証されるという大きなメリットにもつながります。
性能と自由度のどちらを優先するか、家づくりの価値観を明確にしておくことが大切です。
一条工務店展示場では分からないリアルな注意点
出典:一条工務店
住宅展示場のモデルハウスは、家づくりのイメージを膨らませる上で非常に参考になります。
しかし展示場で見た印象だけを鵜呑みにすると、実際に家を建てた後に「思っていたのと違う」という事態に陥る可能性があります。
見学する際はどこまでが標準仕様で、どこからが追加費用のかかるオプションなのかをスタッフに詳しく確認することが不可欠です。
一条工務店は「モデルハウス仕様が標準仕様」を謳っていますが、一部オプションが含まれている可能性はゼロではありません。
第二に生活感を伴わない展示場では、実際の住み心地までは体感しきれないという点です。
例えば前述した室内の音の響きやすさや、春や秋の快適な気候でも日差しによって室内が暑く感じられることがあるといった点は短時間の見学では分かりにくいでしょう。
第三に軒の長さや窓の位置による日差しの入り方、風通しといった要素も展示場では実感しにくいポイントです。
自分たちが建てる土地の方角や周辺環境を考慮しながら、これらの要素が暮らしにどう影響するかをシミュレーションする必要があります。
設計士との打ち合わせでは3Dパースなどを用いて、リアルな生活をイメージしながらプランを詰めていくことが後悔を減らすことにつながります。
比較検討!一条工務店の30坪平屋
出典:一条工務店
2階建てを検討している方でも、比較対象として平屋の特徴を知っておくことは有益です。
一条工務店でも30坪程度の平屋を建てることが可能で、近年その人気は高まっています。
階段の上り下りがないため家事や移動が楽になり、小さなお子様や高齢の家族がいる場合でも安心して暮らせます。
また2階の荷重がないため間取りの自由度が高まり、勾配天井などを採用して開放的な空間をつくりやすいというメリットもあります。
一方で注意点も!
同じ30坪の延床面積でも、平屋は2階建てに比べて広い土地が必要になります。
2階建てか平屋かは土地の広さや予算、そして将来のライフプランを総合的に考慮して判断する必要があります。
コンパクトながらも暮らしやすさを追求した平屋は、2階建てとは異なる魅力を持った選択肢と言えるでしょう。
まとめ:一条工務店30坪2階建て住宅を建てる前の検討事項
出典:suumo
それでは最後になりますがまとめていきましょう
- 一条工務店は「家は、性能。」を掲げ、高い断熱性と気密性を誇る
- 自社工場での部材生産により、高性能ながらコストを抑えている
- 30坪の2階建てでも、吹き抜けや間取りの工夫で開放的な空間は実現可能
- 家事動線や収納計画を工夫することが、暮らしやすさの鍵となる
- 建物本体工事費以外に、付帯工事費やオプション費用などが別途必要
- 30坪の建物総額は、約2,800万円から3,200万円程度が目安となる
- 他社と比較して坪単価は同等だが、全館床暖房などの標準仕様が充実
- 住んでみて満足する点は、一年中快適な室温と光熱費の安さ
- 後悔ポイントとしては、設計の自由度が低いことや室内の音が響きやすいこと
- 「一条ルール」という独自の設計制限があり、間取りや仕様に制約が生じる
- 展示場は標準仕様と異なる豪華な場合があるため、注意深く確認が必要
- 実際の住み心地は、入居宅訪問や宿泊体験で確認することが望ましい
- 比較対象として、平屋は動線が楽だが坪単価は高くなる傾向がある
- 性能と自由度のどちらを優先するか、自身の価値観を明確にすることが大切
- 契約前には、複数のハウスメーカーと比較検討し、総合的に判断すること
以上になります。最後までお読みくださりありがとうございました<(_ _)>
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