
一条工務店の快適な住まいで活躍するエコキュートですが、そのメンテナンスについて「いつ何をすれば良いのだろう?」と疑問に思ったことはありませんか。
エコキュートのメンテナンスを怠るとどうなるのか?
また推奨されるメンテナンスの頻度とタイミングは?
自分でできるエコキュートのメンテナンス手順はあるのか?
これらの点は多くの方が気になるところです。
故障や余計な出費といった失敗や後悔を避けるためには、正しい知識が欠かせません!
この記事では一条工務店で採用されているエコキュートの基本情報から、具体的なメンテナンス方法、寿命や交換費用に至るまで網羅的に解説してますよ♪
【この記事でわかること】
- エコキュートのメーカーとシリーズごとの特徴
- エコキュートの一般的な寿命や交換にかかる費用の目安
- 自分でできるメンテナンスの手順と推奨される頻度
- エコキュートを長く安心して使うための注意点や保証内容
それでは早速本文にいってみましょう
一条工務店エコキュートのメンテナンス:基本知識
一条工務店のエコキュート、お手入れは万全ですか?
故障による高額な交換費用で後悔する前に正しい知識が不可欠です。
- そもそも一条工務店のエコキュートとは?
- エコキュートの寿命は?
- エコキュートの交換費用
- メンテナンスを怠るとどうなる?
- メンテナンスの頻度とタイミング
そもそも一条工務店のエコキュートとは?
一条工務店では主に、「三菱電機」と「長府製作所(CHOFU)」という2つのメーカーのエコキュートが採用されています。
どちらのメーカーも家族の人数やライフスタイルに合わせて、様々なシリーズが用意されておりそれぞれに独自の特徴があります。
標準仕様となることが多い「Aシリーズ」は、基本的な機能を備えたコストパフォーマンスの高いモデルです。
オプションとしてマイクロバブルで配管を自動洗浄する「バブルおそうじ」や、UV除菌でいつでも綺麗なお湯を保つ「キラリユキープPLUS」といった便利機能を搭載した「Sシリーズ」、さらに微細な泡で体を温める「ホットあわー」機能を備えた最上位の「Pシリーズ」などが選択できます。
浴槽の残り湯の熱を再利用して節電する「ecoとく」機能や、シャワーの水圧を高める「高圧パワー給湯」を備えたモデルが人気です。また井戸水に対応したモデルも用意されているため、水源の状況に合わせて選ぶことが可能です。
このように価格を重視するのか、お風呂の快適性や掃除の手軽さを求めるのかによって、選ぶべきモデルは変わってきます。
メーカー | 主なシリーズ | 特徴 |
三菱電機 | Aシリーズ (標準) | 基本性能を備えたコストパフォーマンスモデル |
Sシリーズ | 「バブルおそうじ」「キラリユキープPLUS」など便利機能が充実 | |
Pシリーズ | 最上位モデル。「ホットあわー」で入浴の質を向上 | |
長府製作所 | ecoとくフルオート | 残り湯の熱を再利用する高い省エネ性能 |
高圧ecoとくフルオート | 省エネ性に加え、強力なシャワー水圧を実現 | |
井戸水対応モデル | 特殊な水質にも対応できる専用設計 |
エコキュートの寿命は?
エコキュートの寿命は、一般的に10年~15年が目安とされています。
もちろん使用頻度や設置環境、メンテナンスの状況によってこの期間は変動します。
エコキュートはお湯を沸かす「ヒートポンプユニット」と、お湯を貯める「貯湯タンクユニット」の2つで構成されており、それぞれに多くの電子部品や機械部品が使われています。
例えば、「お湯の温度が安定しない」「エラー表示が頻繁に出る」「運転中の異音が大きくなった」「ユニット周辺で水漏れしている」といった症状は、寿命が近づいているサインかもしれません。
定期的なメンテナンスを行うことで、機器の劣化を緩やかにし結果として寿命を延ばすことにつながる可能性があります。
エコキュートの交換費用
エコキュートを交換する場合、その費用は本体価格と設置工事費を合わせて、おおよそ30万円から60万円が相場と考えられます。
この金額は選択するエコキュートのグレードやタンク容量、また設置工事の内容によって変動します。
例えば多機能なハイグレードモデルや大容量のタンクを選ぶと、費用は高くなる傾向に・・
ただエコキュートの交換には、国の補助金制度を活用できる場合があります。
「給湯省エネ事業」といった制度を利用すれば、導入する機種の性能に応じて補助が受けられ、実質的な負担を大きく軽減することが可能です。
メンテナンスを怠るとどうなる?
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エコキュートのメンテナンスを長期間怠ると、いくつかの不具合が発生するリスクが高まります。
そのため定期的な手入れは快適なバスタイムを維持するために不可欠です。
貯湯タンクの底には、水道水に含まれる不純物(カルシウムやマグネシウムなど)が少しずつ沈殿していきます。
この汚れを放置すると配管の詰まりを引き起こしたり、お湯の出口にあるフィルターを目詰まりさせたりする原因に・・
配管やフィルターの詰まりはお湯の流れを悪くし、エコキュートが余計なエネルギーを使ってしまうことにつながります。
さらにタンク内に溜まった汚れが原因で、お湯に臭いがついたり、汚れたお湯が出てきたりすることもあり得ます。
毎日使うお湯だからこそ清潔な状態を保つことが大切です。
メンテナンスの頻度とタイミング
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エコキュートの性能を維持し、長く安心して使用するために、
メーカーは年に2~3回の定期的なセルフメンテナンスを推奨しています。
メンテナンスを行うタイミングとして最適なのは、エコキュートがお湯を沸かしていない時間帯です。
多くのご家庭では電気代の安い深夜にお湯を沸かす設定にしているため、その場合は日中の午後から夕方にかけての時間帯が作業に適しています。
逆に太陽光発電の余剰電力で日中に沸き上げている場合は、その時間を避けた午前中や夜が良いでしょう。
なぜならタンク内の汚れを排水する作業では、タンクのお湯を一部捨てることになるからです。
季節で言えば外での作業がしやすい春と秋に、例えば「4月と10月」といったように自分なりの点検時期を決めておくと忘れずに継続しやすくなります。
一条工務店エコキュートのメンテナンス:実践と注意点
エコキュートのメンテナンスに挑戦しませんか?
この章では具体的な手順、失敗しない注意点、業者との比較など実践情報を凝縮してます。
- 自分でできる!エコキュートのメンテナンス手順
- メンテナンス後のチェックポイント
- メンテナンスで電気代は本当に下がる?
- 失敗談から学ぶメンテナンスの注意点
- 業者に頼むべき?自分でやるべき?
- メーカー保証とアフターサポートは?
自分でできる!エコキュートのメンテナンス手順
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エコキュートのセルフメンテナンスはいくつかの手順に分かれていますが、一つ一つは簡単な作業です。
作業前には安全のためエコキュートの電源(漏電遮断器)を切っておくとより安心です。
貯湯タンクの排水(水抜き)
これがメンテナンスのメイン作業です。
タンクの底に溜まった沈殿物を排出します。
タンク下部にある脚部カバーを開けまず電源を落とし、「給水配管専用止水栓」を閉じてタンクへの給水を止めます。
タンク上部にある「逃し弁」のレバーを上げて、タンク内の圧力を逃がします。
脚部カバー内にある「排水栓」を開き、1~2分ほど水を流し続けます。これで底の汚れが排出されます。
排水が終わったら「排水栓」を閉じます。
「給水配管専用止水栓」を開けてタンクに給水し、「逃し弁」のレバーを元に戻して電源をONすれば完了です。
そして最後にカバーを元に戻しましょう。
漏電遮断器の点検
万が一の漏電に備える安全装置が正常に作動するかを確認します。
- 脚部カバー内にある漏電遮断器の「テストボタン」を押します。
- 電源レバーが「切」に切り替われば正常です。
- 確認後は必ずレバーを「入」に戻してください。
ストレーナーの掃除
1〜2分の水を流しているタイミングで、ストレーナーも清掃しておきましょう。
ストレーナーは配管内の汚れをキャッチする部品になります。
ストレーナーを回して取り外し、古い歯ブラシなどで汚れを除去しましょう。※固着してる場合はペンチで取り外す
メンテナンス後のチェックポイント
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メンテナンス作業が完了したら、いくつかの点を確認することが大切です。
これにより作業が正しく行われたか、また機器に異常がないかを確かめることができます。
作業のために電源を切ったままだとお湯が沸かされず、いざ使おうとしたときにお湯が出ないという事態に・・💦
そして蛇口からお湯が正常に出るかどうかも確かめましょう。
しばらくお湯を流し続けて、通常通りに出るようになれば問題ありません。
最後にエコキュートの貯湯タンクユニットや配管の接続部分から、水が漏れていないかを目視で確認します。
メンテナンスで電気代は本当に下がる?
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エコキュートのメンテナンスを行うことで、電気代の節約につながるのではないかと期待する方もいるかもしれません。
しかしこれについては、直接的な削減効果は期待しすぎない方がいいかもしれません・・
定期的なメンテナンスを実施した方のブログなどを見ると、「メンテナンスの前後で電気使用量に大きな変化はなかった」という声が見受けられます。
メンテナンスはあくまで機器の性能を正常に保ち、故障を予防することが第一の目的です。
ただし長期的な視点で見れば、メンテナンスは電気代の高騰を防ぐ上で有効と考えられます。
メンテナンスは「電気代を下げる」というよりは、「非効率な運転による電気代の上昇を防ぐ」ための重要な作業であると理解しておくのが良いでしょう。
失敗談から学ぶメンテナンスの注意点
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自分でメンテナンスを行う際には、いくつかの注意点があります。
特に長年メンテナンスをしていなかった場合、思わぬトラブルに繋がることもあるため事前に失敗談から学んでおくことが大切です。
よくある失敗例の一つが排水栓の固着です。
無理に力を加えると部品が破損したり、手を怪我したりする恐れがありますので、固い場合は少しずつ力を加え慎重に作業する必要があります。
またエコキュートの室外機(ヒートポンプユニット)から異音がする、水漏れしているなどの異常に気づきながらも、セルフメンテナンスで解決しようとして悪化させてしまうケースも考えられます。
さらに外部配管を覆っている保護材(保温材)の劣化にも注意が必要です。
紫外線などでボロボロになった保護材を放置すると、熱効率が下がるだけでなく冬場には配管が凍結する原因にもなります。
これらのトラブルは定期的な点検をしていれば早期に発見できることが多いです。
異常を感じた場合は無理せず専門業者に相談することが、結果的に大きな故障を防ぐことにつながります。
業者に頼むべき?自分でやるべき?
エコキュートのメンテナンスは、自分で行うDIYと専門業者に依頼する方法があります。
どちらが良いかは、メンテナンスの内容とご自身のスキルや知識によって判断するのが良いでしょう。
年に数回〜定期的に行うことで、費用をかけずにエコキュートの状態を良好に保つことができます。
一方で業者に依頼するメリットは、専門家による確実な点検が受けられる安心感にあります。
メーカーによっては、3年に1回程度の有料点検サービスを提供している場合があります。
例えば三菱電機の場合、16,500円(税込み)からの料金で定期点検を依頼できます。
メーカー保証とアフターサポートは?
出典:三菱電機
エコキュートには、万が一の故障に備えてメーカー保証が付いています。
保証期間や内容はメーカーによって異なりますので、事前に確認しておくことが大切です。
メーカー保証
例えば三菱電機のエコキュートになりますが保証は2年になります。
この無償保証期間を過ぎた後の修理は有償となります。
より長く安心して使いたい場合は、追加料金で保証期間を5年・8年・10年などに延長できる有料の「延長保証」に加入することも可能です。
一条工務店のアフターサポート
一条工務店ではオーナー専用のサポートアプリ「i-サポ」を通じて、24時間メンテナンスの依頼や消耗品の購入ができます。
また引き渡し後10年目、15年目などに定期点検があり、その際にエコキュートの状態もチェックしてもらえる可能性があります。
そして一条工務店のアフターサポートも活用していくことが、安心してエコキュートを使い続けるための鍵となります。
まとめ:一条工務店エコキュートのメンテナンスは必須
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それでは最後になりますがまとめていきましょう
- 一条工務店のエコキュートは三菱電機と長府製作所から選択できる
- 各メーカー、シリーズごとに機能や特徴が異なるため比較検討が大切
- エコキュートの寿命は一般的に10年から15年が目安
- 交換費用は工事費を含め30万円から60万円程度が相場
- 国の補助金制度を活用すれば交換費用を抑えられる可能性がある
- メンテナンスを怠ると故障や電気代高騰のリスクが増加する
- 年に2回から3回のセルフメンテナンスがメーカーから推奨
- メンテナンスは湯沸かしをしていない時間帯に行うのが効率的
- 貯湯タンクの水抜きはタンク底の汚れを排出する重要な作業
- 漏電遮断器や逃し弁の動作確認も定期的に行うと安心
- 作業後は水漏れやエラー表示がないか必ず確認する
- メンテナンスで直接的に電気代が下がるというよりは性能維持が目的
- 排水栓の固着などDIY作業には注意点もあるため無理は禁物
- 専門的な点検はメーカーの有料サービスなどを利用するのも一つの方法
- メーカーの保証期間と一条工務店のアフターサポート内容を把握しておく
以上になります。最後までお読みくださりありがとうございました<(_ _)>
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