
一条工務店でマイホームを計画する際、趣味の楽器演奏や映画鑑賞のために「防音室を設けたい」と検討している方は多いのではないでしょうか。
しかし実際に一条工務店の防音性能はどの程度なのか気になるところ・・
また防音室の設置にかかる費用や、導入した方々の実際の声も気になるところです。
この記事ではそうした疑問に答えるため、一条工務店で防音室を実現するための情報を網羅的に解説していきたいと思います!
この記事を読むことで以下の点が明確になりますよ♪
- 一条工務店の基本的な防音性能のレベル
- 防音室の設置にかかる具体的な費用の目安
- 音漏れを防ぐための効果的な対策と間取り
- 防音室を導入した施主のリアルな感想
それでは早速本文にいってみましょう
一条工務店で防音室を検討する際の基礎知識
気になる家の防音性能から具体的な設置費用、効果的な対策、そして導入した人のリアルな声まで知っておきたい基礎知識を分かりやすくまとめました。
- 一条工務店の防音性能はどのくらい?
- 防音室の必要性チェックとおすすめな人
- 一条工務店で防音室を造る際の費用
- 断熱材の防音効果は本当にある?
- グラスウール vs ロックウールの吸音性能
- 防音室を実際に導入した人の声
一条工務店の防音性能はどのくらい?
一条工務店の住宅は、その高い気密性から優れた防音性能を持つと考えられています。
例えば雨音や近隣の工事音、車の走行音などがほとんど気にならないという声が多く聞かれます。
ただこの高い気密性は、家の中の音の伝わり方にも影響を与えることに・・
これは音が外に抜けずに壁などで反射しやすいためです。
そのため家の外に対する防音性は高いものの、室内の部屋から部屋への音漏れについては間取りの工夫や追加の防音対策が求められる場合があります。
防音室の必要性チェックとおすすめな人
一条工務店で防音室の設置を検討すべきか、その必要性はライフスタイルや趣味によって大きく異なります。
特に防音室の設置がおすすめなのは以下のような方々です。
楽器を演奏する方
出典:一条工務店
ピアノやドラムなど大きな音が出る楽器の練習をする場合、周囲への配慮は不可欠です。
特にドラムのような低音と振動を伴う楽器は、高いレベルの防音・防振対策が必要になります。
ホームシアターを楽しみたい方
映画館のような大音量で映画や音楽を楽しみたい場合、防音室があれば音量を気にすることなく没入できます。
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静かな書斎や仕事部屋が欲しい方
在宅ワークや読書に集中するため、家族の生活音を遮断したいというニーズにも防音室は応えてくれます。
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一条工務店で防音室を造る際の費用
一条工務店で防音室を設置する場合、いくつかのオプションが用意されており、その費用は対策のレベルによって変動します。
主なオプションと費用の目安は以下の通りです。
オプション内容 | 費用の目安(税込み) | 概要 |
グラスウール充填 | 約45,000円~ | 壁や天井に吸音材であるグラスウールを追加で詰める |
防音ドアの設置 | 約50,000円 | ドアの隙間からの音漏れを軽減する専用ドア |
床補強(ピアノ等) | 約30,000円~ | グランドピアノなど重量物を置く部屋全体を補強 |
壁補強 | 6帖で約60,000円~ | 石膏ボードに合板を追加し、壁の遮音性を高める |
専門業者に依頼すると費用は高くなる傾向にありますが、より確実な防音性能が期待できます。
断熱材の防音効果は本当にある?
出典:一条工務店
一条工務店の「i-smart」や「グラン・スマート」で標準採用されている「高性能ウレタンフォーム」は家の隙間をなくし、断熱性能だけでなく気密性を飛躍的に高める役割を果たします。
空気の振動である音が隙間を通して外部に漏れたり、外部から侵入したりするのを防ぐわけです。
したがって一条工務店の高性能ウレタンフォームは直接的な吸音材ではありませんが、家全体の気密性を高めることで結果的に高い防音効果の一端を担っていると考えられます。
グラスウール vs ロックウールの吸音性能
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一条工務店の防音オプションとして選択肢に挙がる「グラスウール」と「ロックウール」は、どちらも繊維系の断熱材・吸音材ですが性能にはいくつかの違いがあります。
グラスウール
ガラスを繊維状にした素材で比較的安価な点がメリットです。
吸音性能については密度が低い場合、人の話し声や楽器の高音域など周波数が高い音に対して効果を発揮しやすい特性があります。
しかし湿気に弱いというデメリットがあり、湿気を含むと性能が低下する可能性があるため適切な防湿対策が不可欠です。
ロックウール
玄武岩などの鉱物を原料とした素材です。
グラスウールに比べて耐熱性や撥水性に優れています。
吸音性能では密度が低い場合、車の走行音や重低音など周波数が低い音に対して効果が高い傾向が見られます。
防ぎたい音の種類(高音か低音か)や予算に応じて、適切な素材を選択することが大切です。
防音室を実際に導入した人の声まとめ
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一条工務店で家を建て防音対策を施した方の声には、いくつかの共通した傾向が見られます。
多くの方が評価しているのは、家の外に対する遮音性の高さです。
一方で課題として挙げられるのが室内の音の響きです。
気密性が高いがゆえに「1階のリビングのテレビの音が2階の部屋までよく聞こえる」「ドアを閉めていても家族の話し声や物音が伝わりやすい」と感じる方も・・
これらのことから一条工務店の家は基本的な防音ポテンシャルが高いものの、家族間のプライバシーや静粛性を重視する場合は、間取りの工夫や追加の防音オプションを検討する必要があると言えます。
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一条工務店で防音室を成功させる具体策
- 効果的な一条工務店の防音壁とは?
- 音漏れを防ぐ間取りと配置のコツ
- 防音室を快適に使うための空調・換気対策
- 一条工務店でドラム用の防音室は可能か?
効果的な一条工務店の防音壁とは?
一条工務店で防音壁の効果を高めるには、いくつかの方法が考えられます。
一つは壁の内部に吸音材を充填することです。
もう一つの有効な方法は壁補強を行うことです。
これは標準の石膏ボードに加えて厚さ12mm程度の合板を追加するもので、壁全体の質量と密度を高めます。
壁補強は防音だけでなく、棚やピクチャーレールを自由に取り付けられるようになるという副次的なメリットもあります。
これらの対策はそれぞれ単体でも効果がありますが、組み合わせることでより高い防音性能を持つ壁を構築することが可能です。
音漏れを防ぐ間取りと配置のコツ
高価なオプションを追加するだけでなく、間取りの工夫によっても音漏れを効果的に防ぐことが可能です。
これは設計段階で検討できる、コストパフォーマンスの高い防音対策と言えます。
部屋の配置を工夫する
まずリビングや子ども部屋といった音が発生しやすい空間と、寝室や書斎など静かに過ごしたい空間を物理的に離して配置することが基本です。
例えば家の対角線上に配置するなどの工夫が挙げられます。
クローゼットや収納を緩衝材にする
部屋と部屋の間にクローゼットや納戸、本棚などを配置するのも非常に有効です。
収納されている衣類や書籍などが音を吸収・遮断する緩衝材の役割を果たし、直接的な音の伝達を防ぎます。
廊下やホールを設ける
音を遮りたい部屋の間に廊下やホールを設けることで音源からの距離を稼ぎ、音の伝わりを和らげることができます。
さらに廊下にドアを一枚追加するだけでも、音の減衰効果は大きく変わります。
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防音室を快適に使うための空調・換気対策
出典:一条工務店
防音室を計画する際、音の問題ばかりに目が行きがちですが、快適な室内環境を維持するための空調・換気対策も忘れてはならないポイントです。
一条工務店の家では、熱交換換気システム「ロスガード90」が標準仕様となっています。
しかし高い気密性が求められる防音ドアを設置した場合、ドア下の隙間がなくなるため、ロスガードによる正常な空気の流れが妨げられることに・・
その場合の対策案として、壁に直接設置する「熱交換型換気扇」が用いられることがあります。
これはロスガードとは別の独立した換気扇で、防音室内の空気を適切に入れ替えてくれる。
設置場所や防音フードの性能など、設計士と十分に相談することが求められます。
一条工務店でドラム用の防音室は可能か?
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ドラムは大きな音量に加えて、床を伝わる振動(個体伝搬音)への対策が特に重要となる楽器です。
このため一条工務店の標準的なオプションだけで完全な防音を実現するのは、非常に難易度が高いと考えられます。
一条工務店の施主の中には新築時に防音室を計画し、家の引き渡し後に防音工事の専門業者に施工を依頼するケースが見られます。
専門業者は物理的な計算に基づいた防音設計を行い、浮き床構造や二重壁など専門的な工法を用いて施工します。
遠方であっても現地の工務店と連携して質の高い工事を行う業者も存在します。
したがって一条工務店でドラム用の防音室を検討する場合は、ハウスメーカーのオプションだけで完結させようとせず、早い段階から防音工事の専門業者にも相談し連携して計画を進めるアプローチが現実的です。
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まとめ:一条工務店で理想の防音室を実現
出典:home.theater.basis様インスタより
それでは最後になりますがまとめていきましょう
- 一条工務店の家は高い気密性により外部への防音性能は高い
- 一方で室内では音が響きやすく部屋間の音漏れ対策が必要になる
- 防音室の必要性は楽器演奏やシアタールームなど用途で異なる
- 一条工務店のオプションにはグラスウール充填や防音ドアがある
- オプション費用は対策レベルに応じて数万円から十数万円かかる
- 壁の内部に吸音材を充填すると音の透過を軽減できる
- 壁補強は遮音性を高めると同時に壁の強度も上げる
- 高性能ウレタンフォームは家全体の気密性を高め防音に寄与
- グラスウールは高音域、ロックウールは低音域の吸音に強い
- 音漏れ対策には部屋の配置を離す間取りの工夫が有効
- 部屋の間にクローゼットや収納を設けると音の緩衝材になる
- 防音ドアを設置すると別の換気対策が必要な場合がある
- ドラムなど高度な防音が必要な場合は専門業者への依頼が必須
- 設計段階から防音に関する要望を明確に伝えることが鍵
- 予算と求める性能のバランスを考えて最適な対策を選ぶことが大切
以上になります。最後までお読みくださりありがとうございました<(_ _)>
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