一条工務店の人気商品「アイ・スマート(i-smart)」は、その高い性能とデザイン性で多くの人々の関心を集めています。
しかし実際に家を建てるとなると、最も気になるのは費用面ではないでしょうか。
アイスマートに関する坪単価や価格の情報は多くありますが、総額実例や実際の見積もり内容まで踏み込んで確認したいところ・・
この記事では一条工務店のアイスマートの価格や総額に加えて、こういったところについても解説していきたいと思います。
この記事を読むことで理解が深まる4つのポイント
- アイスマートの坪単価や本体価格の目安
 - 30〜35坪の具体的な総額実例と見積もりの内訳
 - 平屋や中古物件の価格傾向と新築との違い
 - 固定資産税や点検費用など入居後の維持費
 
それでは早速本文にいってみましょう
一条工務店アイスマートの価格や総額の基礎知識
坪単価目安は85万円前後ですが、標準仕様が充実している分、見積もり総額は上がりがちです。
- アイスマート坪単価の目安
 - アイスマートの価格設定
 - アイスマート見積もりの注意点
 - アイスマートの総額はいくら?
 - アイスマート30〜35坪台の総額実例
 
アイスマート坪単価の目安
一条工務店のアイ・スマートを検討する際、最初の手がかりとなるのが坪単価です。
アイ・スマートの坪単価は、おおよそ85万円前後が一つの目安とされています。
例えばグラン・セゾン(約85万円)やグラン・スマート(約90万円)よりは少し抑えられているかもしくは同等、アイ・キューブ(約80万円)や規格住宅のハグミー(約70万円)よりは高くなります。
ただこの坪単価はあくまで建物本体の基本的な価格を示すものです。
実際にはオプションの追加や建築地域の条件によって変動します。
オプションなどを含めた一条工務店の実際の平均坪単価は、92万円程度というデータも見られるぐらいです。
ちょっと気になるんで一条界隈でアンケート取りたいんですけど、
一条への受注総額を施工面積で割った坪単価って、どれくらいになりました?
一条工務店工事請負代金÷施工面積で出せる金額です。
ちなみにうちは坪108万円。オプション盛り盛りすぎるぜェ…………— yama@一条工務店i-cube (@yama1cube) May 14, 2025
アイスマートの価格設定

アイ・スマートの価格設定は、その充実した標準仕様に基づいています。
アイ・スマートは、他社ではオプション扱いになることが多い高性能な設備が標準で含まれている点が大きな特徴です。
具体的には「全館床暖房」や「防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ」、「高性能ウレタンフォーム」による高い断熱性能などが挙げられます。
しかしこれは「価格が高い」というよりは、「標準仕様のグレードが高い」と理解する方が適切です。
したがってアイ・スマートの価格を評価する際は単純な坪単価の数字だけでなく、どのような設備が標準で搭載されているのか?その内容を詳しく確認することが大切になります。
アイスマート見積もりの注意点
アイ・スマートの見積もりを取得する際には、いくつかの注意点があります。
坪単価の目安(約85万円)に坪数を掛けた金額だけでは、家が建たないことを理解しておく必要があります。
見積もりに含まれる主な項目
| 項目 | 内容の例 | 
| 建物本体工事費 | 構造体、標準仕様の設備(キッチン、バス、床暖房など) | 
| 付帯工事・申請費 | 仮設工事、給排水工事、地盤改良費(必要な場合)、各種申請手数料 | 
| オプション費 | カップボード、太陽光パネル、ハイドロテクトタイル、外構費など | 
| 諸費用 | 住宅ローン手数料、登記費用、火災保険料など(一条工務店に支払うもの以外も発生) | 
特に注意したいのは、太陽光パネルや蓄電池を搭載する場合の費用です。
これらは大きな金額になるため、見積もり時点で含めるかどうかを明確にしておくことが求められます。
また地盤調査の結果、地盤改良が必要と判断されれば、追加で費用が発生する点も考慮しておきましょう。
アイスマートの総額はいくら?

アイ・スマートの総額は建物の大きさや仕様によって大きく変動しますが、一般的な目安として35坪の住宅を建てた場合、3,500万円から4,000万円程度が一つの目安となります。
この総額には前述の建物本体価格に加えて、付帯工事費や標準的なオプション費用が含まれています。
例えばより多くのオプションを採用したり、太陽光パネルや蓄電池を大容量で搭載したり、あるいは外構工事に費用をかけたりすると総額は4,000万円を超えるケースも十分に考えられます。
逆にオプションを最小限に抑えシンプルな間取りにすることで、総額を抑えることも可能です。
アイ・スマートの総額を検討する際は自分たちがどこまで標準仕様で満足できるか、どのオプションが本当に必要かを見極めることが鍵となります。
一条工務店アイスマート35坪建築総額
2011年 2000万円
2025年 3400万円しかも2011年時点の2000万円の価値は、円の価値が下がって、1400万円程度に目減り。
買っておけば良かった。
— ハピファミ@中古なら高性能築浅、新築なら一条工務店 (@matyoguma) February 26, 2025
アイスマート30〜35坪台の総額実例

具体的な延床面積が103.51平方メートル(約31.3坪)の総額実例を見ることで、より現実的な費用感がわかります。
ある30坪台のアイ・スマートの見積もり実例では、太陽光パネルと蓄電池を含んだ状態での総額が約3,085万円(土地購入代抜き)となっています。
見積もりの内訳は下記になります。
- 建物本体工事費 約2250万円
 - 建築申請・その他業務 約50万円
 - 付帯工事費 約170万円
 - 標準仕様外工事費(オプション工事費) 約140万円
 - 太陽光・蓄電池工事費 約200万円
 - 消費税 280万円
 
この実例から坪単価を単純計算すると約105万円となり、前述の坪単価目安85万円よりも高くなっています。
これは太陽光パネルや蓄電池といった高額なオプションが含まれていること、そして付帯工事費などが全て含まれた「総額」をベースに計算しているためです。
一条工務店アイスマートの価格や総額の内訳と維持費
アイスマート平屋の価格傾向、中古物件の値段、固定資産税や10年点検費用といった維持費はいくらでしょうか?
- アイスマートの平屋価格
 - アイスマート中古物件の値段
 - アイスマート固定資産税の目安
 - 一条工務店10年点検費用
 - アイスマートのコストパフォーマンス
 
アイスマートの平屋価格

アイスマートで平屋を建てる場合の価格は、2階建てとは異なる傾向があります。
一般的に平屋は同じ延床面積の2階建てに比べて基礎や屋根の面積が大きくなるため、坪単価が割高になりがちです。
アイスマートの平屋の場合、坪単価の目安は90万円前後からと、2階建ての目安(約85万円)よりも高くなる傾向が見られます。
ただ一条工務店の場合、他のハウスメーカーと比較すると2階建てと平屋の坪単価の差額は比較的小さいとされています。
総額の目安としては30坪台前半の平屋プランで、建物総額(付帯工事費やオプション含む)が3,500万円から4,500万円程度となるケースが考えられます。
アイスマート中古物件の値段
新築だけでなく、中古住宅市場でもアイ・スマートはかなり人気!
中古物件の価格は築年数、立地、建物の状態、搭載されているオプション(特に太陽光パネルの容量や売電価格)によって大きく左右されます。
2023年1月時点の市場データに基づく分析では、土地以外の価格目安として、築5年で坪単価約91.4万円、築10年で坪単価約61.8万円という相場です。
ただ中古の場合は保証の引き継ぎや、メンテナンスの状況を詳しく確認する必要があります。
うちの地域にも最近ありました。
結構アイスマートの中古出回ってるんですねぇ🤔— マーク | ファンパレ | 握力 (@QPZp2khNqhoyHBE) December 25, 2021
築2年未満の一条アイスマートかキューブが中古にでてる
価格も割と現実的な値段で新築建売買うよりお得な気がする— みちす園芸 (@michis0914) December 29, 2024
アイスマート固定資産税の目安

アイ・スマートに入居した後、毎年発生するのが固定資産税です。
アイ・スマートの固定資産税は、一般的な住宅と比較して高くなる傾向になります。
その理由は固定資産税の評価額が、建物の構造や使用されている設備によって決まるためです。
アイ・スマートは標準仕様で「全館床暖房」「外壁タイル(ハイドロテクトタイルなど)」「太陽光パネル(屋根一体型)」といった高性能な設備を備えています。
例えば30坪程度のアイ・スマート(長期優良住宅)の場合、新築から5年間の軽減措置が終了した後(6年目以降)の建物部分の固定資産税は年間約10万5,000円程度になるという試算も・・
家づくりの資金計画では、このランニングコストも考慮に入れておくことが大切です。
一条工務店10年点検費用

住宅は建てて終わりではなく、定期的な点検とメンテナンスが不可欠です。
一条工務店では10年目、15年目、20年目に無料の定期点検を実施しています。
ある10年点検の実例ではエコキュートのヒートポンプユニットから水漏れが見つかり、交換費用として約50万円の見積もりが出たケースがあります。
他にも給湯器・食洗機・水栓・換気システム(ロスガード90の本体や熱交換器)、ハニカムシェードの故障など様々な箇所で修繕や交換の費用が発生する可能性があります。
新築時の費用だけでなく、将来のメンテナンス費用として10年後、20年後を見据えた資金の準備も必要です。
アイスマートのコストパフォーマンス

アイ・スマートの坪単価は建物本体だけで85万円程度と、決して安価ではありませんがそのコストパフォーマンスは高く評価されています。
業界トップクラスの高気密・高断熱性能、全館床暖房、トリプル樹脂サッシなどが標準で備わっているため、オプションを追加しなくても非常に快適な生活が送れること間違いなしです。
この高い住宅性能は、入居後の光熱費の大幅な削減に直結します。
さらに外壁にオプションのハイドロテクトタイルを採用すれば、将来的な外壁の塗り替えメンテナンスコストが不要になるなどランニングコストを抑える工夫も。
初期費用は高く感じても光熱費やメンテナンス費といった長期的な支出(ライフサイクルコスト)を考慮すると、アイ・スマートは優れたコストパフォーマンスを持つ選択肢と言えます。
同じ2社で悩んでるんですね!
一条内でも結構違いますよね。一条で建てるならアイスマート以上だなとは感じました😃
断熱気密性を重視した際のコスパはほんと一条ダントツだと思います!
ただ他社も気密断熱、頑張ってはいるよ!って気持ちです😂— こっこ家造り@ミサワホーム (@4FgiVn6xpm28051) February 4, 2025
一条工務店アイスマートの価格や総額についてまとめ

アイスマートの価格や総額に関する重要なポイントを、以下にまとめていきたいと思います。
- アイ・スマートの建物本体の坪単価目安は85万円前後
 - オプションや付帯工事費を含めた坪単価は100万円を超えも
 - 35坪の総額目安は3,500万円から4,500万円程度
 - 総額には建物本体、付帯工事費、オプション費、申請費用が含まれる
 - 30坪台の総額実例では太陽光込みで約3,085万円のケースも
 - 標準仕様(全館床暖房、トリプルサッシなど)が非常に充実
 - 平屋は坪単価90万円前後からと2階建てより割高になる傾向
 - 30坪台前半の平屋の総額目安は3,500万円から4,000万円
 - 中古物件は築年数やオプションにより価格が変動
 - 築5年の中古坪単価目安は約91.4万円
 - 固定資産税は標準仕様が充実しているため高めになる傾向
 - 30坪で6年目以降の建物固定資産税目安は年間約10.5万円
 - 長期的なコストパフォーマンスは優れていると考えられる
 
以上になります。最後までお読みくださりありがとうございました<(_ _)>
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