
一条工務店のアイスマイルは優れた性能とコストパフォーマンスで人気の規格住宅ですが、一方で「もっとこうすれば良かった」という声が存在するのも事実です。
この記事ではまずアイスマイルとはどんな家なのか、その規格住宅の特徴と魅力を丁寧に解説します。
その上で多くの方が気にされているアイスマイルにおける実際の後悔ポイントと、その原因を様々な口コミや評判から深く掘り下げて分析!
しかしただ問題点を挙げるだけでなく、アイスマイルで後悔しないための対策とチェックポイントまで具体的にお伝えします。
後悔のない、満足のいくマイホーム実現への確かな一歩を踏み出しましょう♪
【記事のポイント】
- アイスマイルで後悔しがちな具体的なポイント
- 規格住宅ならではのメリット・デメリット
- 後悔を回避するための具体的な対策と考え方
- アイスマイルに向いている人とは?
それでは早速本文にいってみましょう
なぜ一条工務店アイスマイルで後悔の声があがるのか
一条工務店のアイスマイルはその高い性能とコストパフォーマンスで注目されていますが、なぜ一部で後悔の声があがるのでしょうか・・
- 一条工務店アイスマイルとは?規格住宅の特徴と魅力
- 間取りの自由度が低く理想を叶えにくい
- 設計士の提案力に不満を感じることも
- 収納不足や生活動線の不満が出やすい
- 外観が地味でオリジナリティが出せない
- 実際にあったアイスマイルを選んで失敗した口コミ
一条工務店アイスマイルとは?規格住宅の特徴と魅力
一条工務店のアイスマイルはあらかじめ用意された約4,000種類もの豊富なプランから、自分のライフスタイルに合ったものを選んで建てる「セミオーダー形式の規格住宅」です。
この方式の最大の理由は設計や仕様をある程度パッケージ化することで、家づくりの手間や時間を効率化し優れたコストパフォーマンスを実現することにあります。
また専用タブレットを使って自宅でじっくりと間取りや仕様をシミュレーションできるため、忙しい方でも自分のペースで家づくりを進められる点が魅力です。
ただし魅力的な点が多い一方で、規格住宅であるがゆえの制約も存在します。
間取りの自由度が低く理想を叶えにくい
出典:一条工務店
アイスマイルで最も後悔の声として挙がりやすいのが、間取りの自由度が低いという点です。
これは規格住宅である以上、避けられない側面と言えます。
一条工務店には高い耐震性や断熱性を確保するための厳格な設計上のルール、通称「一条ルール」が存在します。
例えば「リビングをあと半畳だけ広げたい」「この収納の奥行きを変えたい」といった細かな要望に応えるのが難しい場合があります。
また所有している土地が少し特殊な形状(変形地)だと、選択できるプランが極端に少なくなってしまう可能性も否定できません。
設計士の提案力に不満を感じることも
出典:一条工務店
「設計士から期待したような提案がなかった」という不満も、後悔のポイントとして挙げられることがあります。
多くの方が家づくりにおいて設計士が専門的な知識を活かして、自分たちの想像を超えるような素晴らしい間取りを提案してくれることを当然期待!
しかしアイスマイルにおける設計士の主な役割は、施主が選んだプランが建築基準法や一条ルールに適合しているかを確認し、実現可能な範囲で調整することにあります。
そのため施主側で「こんな暮らしがしたい」という具体的なビジョンをしっかり持っていないと、打ち合わせがスムーズに進まない可能性があります。
さらに打ち合わせ回数が合計2〜3回と限られていることも、じっくりと相談しにくい要因の一つです。
収納不足や生活動線の不満が出やすい
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実際に住み始めてから「ここに収納があれば…」「この動線は使いにくい」といった不満が出てくることも規格住宅ならではの後悔ポイントです。
アイスマイルの各プランは多くの人にとって暮らしやすいように考え抜かれていますが、それがご自身の家族構成やライフスタイルに100%合致するとは限りません。
家づくりの打ち合わせ段階では間取り図の見た目や部屋の広さに意識が向きがちですが、家具や家電の配置、日々の家事の流れといった具体的な生活を隅々までシミュレーションすることが非常に大切です。
このシミュレーションが不足していると、後から「こんなはずではなかった」という後悔につながりやすくなります。
外観が地味でオリジナリティが出せない
出典:一条工務店
家の性能や間取りだけでなく、外観のデザインも長く愛着を持って住むためには大切な要素です。
アイスマイルでは「外観が画一的で地味に感じる」という意見も聞かれます。
一条工務店で人気の「ハイドロテクトタイル」は、メンテナンス性に優れるという大きなメリットがある反面、選べるカラーは数種類のみです。
そのため街で同じアイスマイルの家を見かけると、自分の家とそっくりだと感じることがあるかもしれません。
実際にあったアイスマイルを選んで失敗した口コミ
ichijo style
これまで挙げてきた後悔ポイントはそれぞれが独立しているわけではなく、複合的に絡み合って「失敗した」という感情につながることがあります。
データベースにある口コミの中には以下のような声が見られました。
「家の性能や光熱費の安さには大満足している」
「ただ毎日立つキッチンのデザインが自分好みではないので、料理をするたびに少し残念な気持ちになる」
また「友人が建てた自由設計の注文住宅を見て、間取りの細部にまでこだわりが詰まっているのを知り、自分たちももっと自由に設計できるプランを検討すればよかったと後悔した」という声もありました。
このように性能・コスト・デザイン、自由度といった様々な要素のどこに重きを置くかによって満足度は大きく変わってきます。
一条工務店アイスマイルの後悔を回避し満足する家づくりを
後悔の声がある一方で、アイスマイルを選んで非常に満足しているオーナーが数多くいるのも事実です。
では後悔する人と満足する人の違いはどこにあるのでしょうか。
- 標準仕様で設備の選択肢が少ない理由
- 値引きができないのは顧客に公平な証
- アイスマイルを選んでよかったという口コミも
- 後悔しないための対策とチェックポイント
標準仕様で設備の選択肢が少ない理由
出典:一条工務店
アイスマイルでキッチンやお風呂、洗面台といった住宅設備の選択肢が少ないのは明確な理由があります。
それは一条工務店が自社グループの工場でこれらの設備を開発・生産し、一括で調達しているためです。
他社のハウスメーカーであれば高額なオプションとなるようなグレードの設備が、アイスマイルの価格に含まれているのはこの仕組みがあるからです。
ただしこの方式の裏返しとして、施主が個人的に用意した設備を取り付ける「施主支給」は原則として認められていません。
さらに他社製品を導入できたとしても大量仕入れの割引が効かないため、非常に割高になることがほとんどです。
このトレードオフを納得できるかどうかが、後悔を避けるための重要な鍵となります。
値引きができないのは全ての顧客に公平な証
出典:一条工務店
一条工務店ではアイスマイルを含め、原則として値引き交渉に応じません。
これをデメリットと感じる方もいるかもしれませんが、見方を変えれば大きなメリットとも言えます。
一般的なハウスメーカーでは交渉の仕方やタイミング、担当者によって値引き額が変わることがあります。
しかし一条工務店では全ての顧客に同じ価格を提示するため、このような駆け引きは一切不要です。
価格が明確で分かりやすく、誰もが公平な条件で購入できるという安心感があります。
一方でアイスマイルを選んでよかったという口コミも
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ここまで注意点や後悔のポイントに焦点を当ててきましたが、もちろん「アイスマイルを選んで本当に良かった」と心から満足しているオーナーは多数存在します。
「真冬でも全館床暖房のおかげで家中どこにいても暖かく、ヒートショックの心配がない」
「夏は少しの冷房で涼しさが続き、光熱費がアパート時代よりも格段に安くなった」
といった快適な住み心地と経済性を両立できている点が高く評価されています。
また「性能が高い一条工務店の家を、予算内で建てることができて満足している」
「規格住宅とはいえプラン数が豊富で、自分たちの暮らしにぴったりの間取りが見つかった」
というコストパフォーマンスに対する満足の声も目立ちます。
以下の表はアイスマイルの主なメリットとデメリットをまとめたものです。
項目 | メリット | デメリット |
---|---|---|
価格 | 高性能な家を自由設計よりコストを抑えられる | 規格住宅の中では特別安価ではないという意見も |
性能 | 業界トップクラスの断熱性・気密性、耐震等級3 | 高性能がゆえに夏は室内に熱がこもりやすいと感じる場合も |
間取り | 約4,000の豊富なプランから効率的に選べる | 自由な設計やミリ単位の微調整が難しい |
デザイン | メンテナンス性の高いタイル外壁やシンプルな内装 | 選べる種類が少なく、外観や内装が画一的になりがち |
設備 | 全館床暖房など充実した設備が標準で含まれる | 施主支給ができず設備の選択肢が限られる |
打ち合わせ | タブレットを使い自宅で効率的に進められる | 設計士とじっくり相談する時間は限られる |
後悔しないための対策とチェックポイント
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それではアイスマイルで後悔しないためには、具体的にどのような対策を取ればよいのでしょうか。
家づくりを始める前に確認すべき重要なチェックポイントを解説します。
自分の優先順位を明確にする
まず最も大切なのは、「家づくりにおいて何を一番重視するのか」という優先順位をご自身で明確にすることです。
もしオリジナリティあふれるデザインや、1cm単位でこだわる間取りが最優先であれば、アイスマイルは最適な選択ではないかもしれません。
逆に日々の快適性やランニングコストを最優先に考えるのであれば、非常に魅力的な選択肢となります。
4,000プランを徹底的にシミュレーションする
アイスマイルの成否は約4,000という膨大なプランの中から、いかに自分たちのライフスタイルに合った「当たり」のプランを見つけられるかにかかっています。
家族構成・生活動線・家具の配置などを具体的にイメージしながら、徹底的にシミュレーションを行いましょう。
宿泊体験や工場見学で性能を体感する
一条工務店では実際に建てられた家に宿泊できる「宿泊体験」や、工場見学会などを実施しています。
特に高気密住宅特有の音の響き方など、実際に生活してみないと分からない部分を確認するためにも積極的に参加することをおすすめします。
土地購入前にプランとの相性を確認する
もしこれから土地を探すのであれば、土地の契約前にその土地に建てたいアイスマイルのプランが収まるか?日当たりはどうか?といった相性を確認することが後悔を避ける上で極めて重要です。
土地の形状によっては選べるプランが大幅に制限されることがあるため、土地と建物をセットで考える視点が求められます。
まとめ:一条工務店アイスマイルで後悔しない人とは?
出典:一条工務店
この記事では一条工務店のアイスマイルに関する後悔のポイントと、その対策について多角的に解説してきました。
最後にこれまでの情報を踏まえアイスマイルで後悔しない、むしろ高い満足度を得られるのはどのような人なのかその特徴をまとめます。
- 一条工務店アイスマイルは高性能・低コストを両立した規格住宅
- 約4,000の間取りプランから選ぶセミオーダー形式が特徴
- 後悔の声として最も多いのは間取りやデザインの自由度の低さ
- 構造に関わる壁の移動やプランにない仕様の追加は基本的に難しい
- 外観デザインやキッチンなど住宅設備の選択肢は限定的
- 設計士の役割は自由な提案よりも一条ルール内での調整が主
- 施主支給は原則として認められず設備のカスタマイズ性は低い
- 値引き交渉はなく全ての顧客に対して公平な価格設定
- 業界トップクラスの断熱・気密性による光熱費削減効果が期待
- メンテナンスの手間やコストが低いタイル外壁もメリットの一つ
- 高性能がゆえに夏場は室内に熱がこもりやすいという意見も
- 後悔を避けるには家づくりにおける優先順位の明確化が不可欠
- 間取りやデザインに強いこだわりを求める方には不向き
- 信頼できる品質の家を低コストで手に入れたい方には最適な選択肢
以上になります。最後までお読みくださりありがとうございました<(_ _)>
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