
一条工務店の新仕様「断熱王」について、その価格や性能に関心をお持ちではないでしょうか。
業界最高クラスの断熱性能を誇るだけに・・
具体的な断熱王の坪単価と価格、そして従来の一条工務店の標準仕様との違いが気になるところです。
この記事ではそうした疑問に全てお答えするため価格から性能、実際の評判まであらゆる情報を網羅的に解説していきたいと思います!
【この記事でわかること】
- 断熱王の価格と坪単価の目安
- 標準仕様との違いとオプション内容
- 実際に建てた人の評価とメリット・デメリット
- 他社製品との比較と導入の判断基準
それでは早速本文にいってみましょう
一条工務店 断熱王の価格詳細(キャンペーン除く)と基本仕様
断熱等級7という最高レベルの性能が叶える、未来の快適な暮らし。
- 「断熱王」とは?一条工務店の最先端断熱仕様
- 断熱王の坪単価と価格
- 断熱王と標準仕様の違い
- 断熱王のオプション
- 実例紹介:グランスマート×断熱王の平屋
「断熱王」とは?一条工務店の最先端断熱仕様
「断熱王」とは一条工務店が2023年に発表した、住宅の断熱性能を最高等級である「断熱等級7」まで高めるための新しい仕様のことです。
一条工務店は元より「家は、性能。」を哲学として掲げ、国の基準を上回る高性能な家づくりを追求してきました。
全棟で断熱等級5以上、その約9割が等級6以上に適合していたため、わずかな仕様変更で最高等級7への迅速な対応が可能となりました。
この背景には高性能な断熱材やサッシを自社グループで生産し、コストを抑えながら品質を追求できる体制が大きく貢献しています。
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断熱王の坪単価と価格
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断熱王はオプション仕様であり、その価格は坪単価に上乗せする形で計算されます。
例えば35坪の家であれば、約35〜53万円の追加で断熱王仕様へ変更できる計算です。
もちろんこの費用はベースとなる商品の価格に加算されます。
参考として断熱王を適用できる主要商品の坪単価は以下の通りです。
したがって断熱王を採用する場合、これらの基準坪単価に1万円から1.5万円を加えた金額で総額をイメージすると現実に近い資金計画を立てられます。
断熱王と標準仕様の違い
断熱王の仕様とそれ以前の標準仕様との間には、主に2つの大きな違いが存在します。
一条工務店はこれまで弱点とされてきた開口部の断熱性能を強化することで、家全体の性能を飛躍的に向上させました。
超断熱玄関ドア「DANNJU(ダンジュ)」
出典:一条工務店
最大の変更点は、一条工務店がオリジナルで開発した超断熱玄関ドア「DANNJU(ダンジュ)」の採用です。
従来の玄関ドアと比較して、その性能は格段に向上しています。
断熱玄関土間
もう一つの大きな違いは断熱玄関土間の採用です。
従来、玄関は家の中で温度が低くなりがちな場所でした。
しかしDANNJUと断熱玄関土間の組み合わせにより、玄関スペース全体の断熱性が高まり、家の中の温度差がさらに少なくなる効果が期待できます。
断熱王のオプション
出典:一条工務店
前述の通り、断熱王は「オプション」として提供されています。
しかし現在は有料のオプション仕様へと移行しています。
価格は坪単価あたり約1万円から1.5万円が目安ですが、これは家の大きさや最終的な仕様によって変動する可能性があります。
長期的な光熱費の削減や冬場の快適性を考慮すると、初期投資以上の価値を見出せるかもしれません。
詳細な価格については、担当の営業スタッフに確認しましょう。
実例紹介:グランスマート×断熱王の平屋
断熱王を導入した住宅の具体的なイメージを持つために、実際の建築実例を見てみましょう。
30.3坪の平屋を「グランスマート」と「断熱王」の組み合わせで建築した例になります。
間取りは4LDKで、LDKには最大の高さが4.5メートルにもなる開放的な勾配天井を採用しています。
家の性能を最高レベルに高めつつ、デザイン性にもこだわった平屋を建築した場合の一つの価格例として非常に参考になるデータです。
家の大きさや仕様によって総額は変わりますが、具体的な金額を知ることで予算計画が立てやすくなるでしょう。
他にも下記参考例があります。
本当にざっくりですが、予算について。
2023年12月仮契約 グランスマート42坪 さらぽか 1階260mm天井 断熱王仕様 外構(土間コン2台用カーポートと物置)でだいたい4600万円くらいでした。
一条工務店と外構業者さんに払った総額で、土地代や登記費用、ローン手数料は除きます。— 平成仕様のグランスマート太郎 (@i_smart_tarou) September 18, 2024
一条工務店 断熱王の価格について比較、口コミやキャンペーン情報も
一条工務店の「断熱王」で後悔したくない方へ。
- 断熱王のメリット・デメリット
- 建築主のリアルな声と住み心地評価
- 断熱等級7対応の他社商品一覧
- 断熱王についてのキャンペーン情報
- 断熱王を選ぶべきか?判断基準とチェックリスト
断熱王のメリット・デメリット
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断熱王の導入を検討する上で、その利点と注意点の両方を理解しておくことが不可欠です。
まず最大のメリットは、年間を通して快適な室温を維持できる点にあります。
これにより月々の光熱費を大幅に削減できる可能性があり、長期的な視点で見ると経済的なメリットは大きいです。
また家の中の温度差が少なくなるため、冬場のヒートショックのリスクを低減させるなど健康面での恩恵も期待できる。
坪単価あたり1万円から1.5万円の追加コストがかかるため、建築全体の予算に影響を与えます。
さらに性能を追求した結果、超断熱玄関ドア「DANNJU」は非常に厚く、従来のドアに比べて重くなるという物理的な側面も・・💦
小さなお子さんやお年寄りがいる家庭では、開閉のしやすさを実際に確認する必要があるかもしれません。
建築主のリアルな声と住み心地評価
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実際に断熱王仕様の家に住んでいる方からは、特に玄関周りの快適性について高い評価が寄せられています。
一条工務店の家はもともと全館床暖房などで暖かいものの、唯一の弱点として玄関の寒さが指摘されることがありました。
断熱王仕様はその弱点を克服し、家全体の温熱環境を均一にすることに成功しているようです。
ただし良い点ばかりではありません。
超断熱玄関ドア「DANNJU」については、「気密性が高い分、開けるのに少し力が必要」「子どもには少し重いかもしれない」といった意見も・・
これらのリアルな声はカタログの数値だけでは分からない使用感を伝えてくれるため、導入を判断する上で非常に貴重な情報となります。
ビフォーアフター😁
断熱材(立ち上がり50mm、床面120mm)敷き詰めて、土入れ後均して、コンクリート注入💉
これが一条工務店のオプション断熱王による玄関土間断熱仕様です🤗
#一条工務店 #玄関土間断熱 #EPS #ビフォーアフター #断熱王 pic.twitter.com/iR7FV27JLo— けむり@一条工務店 (@gla_lom) January 29, 2024
上棟二日目 無事に終了。
一条工務店断熱王の玄関ドア(ダンジュ)が、想像以上に分厚すぎてワロタwww
抗争で銃弾撃ち込まれても大丈夫そう🙆(違 pic.twitter.com/Dmm4L7fPRG— まいくら@FF14 (@Angel_kuraki) October 7, 2024
断熱等級7対応の他社商品一覧
断熱等級7に対応しているのは一条工務店だけではありません。
他社の動向を把握することで、一条工務店の立ち位置をより客観的に理解できます。
断熱王についてのキャンペーン情報
出典:一条工務店
断熱王は一条工務店の設立45周年を記念して2023年5月に発表されました。
その発表当初には期間限定のキャンペーンが実施されていました。
このキャンペーンは新しい仕様を広く普及させるための魅力的な特典でした。
しかしこのキャンペーン期間はすでに終了しており、現在では前述の通り坪単価あたり1万円から1.5万円の有料オプションとして提供されています。
ただ一条工務店では他のキャンペーンを随時行っている場合もありますので、最新の情報については展示場などで直接確認することをおすすめします。
断熱王を選ぶべきか?判断基準とチェックリスト
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最終的にあなたの家づくりにおいて、断熱王が必要かどうかを判断するための基準をいくつか紹介します。
以下の項目に当てはまる数が多いほど、断熱王を導入する価値は高いと考えられます。
- 寒冷地や冬の寒さが厳しい地域:家の保温性能が暮らしの快適性に直結するため、断熱性能の高さは非常に有効
- 光熱費をできる限り抑えたい:断熱性能の向上は冷暖房効率を上げ、長期的なランニングコストを削減
- 玄関や廊下のひんやりとした空気が苦手:家のどこにいても暖かい空間を求める方には最適な仕様
- 在宅時間が長く一日中家で快適に過ごしたい:家の快適性が生活の質に大きく影響
- 将来的な資産価値を重視する:省エネ基準が年々厳しくなる中、最高等級の断熱性能を持つ家は将来的に見ても価値が下がりにくい資産
一条工務店 断熱王の価格やキャンペーン情報についてまとめ
出典:一条工務店
それでは最後になりますがまとめていきましょう
- 断熱王は断熱等級7に対応する一条工務店の新仕様
- グラン・スマートとアイ・スマートで選択可能なオプション
- オプション価格は坪単価に約1万円から1.5万円が上乗せされる
- 主な変更点は超断熱玄関ドアDANNJUと断熱玄関土間の採用
- DANNJUは従来のドアより厚く、U値0.46という壁並みの性能
- 玄関土間下にも断熱材を充填し玄関の寒さを解消
- 最大のメリットは年間を通した室温の快適性と光熱費の削減
- デメリットは初期費用の増加と玄関ドアの重さ
- 建築主からは玄関が寒くなくなったという高い評価
- タマホームやダイワハウスなど他社も断熱等級7対応商品を展開
- 2023年5月の発表当初は無料キャンペーンが実施されていた
- 現在は有料オプションとして提供
- 寒冷地在住の方や光熱費を抑えたい方におすすめ
- 長期的な視点で見れば初期投資以上の価値が期待できる
- 最終的な導入はライフスタイルと予算を基に判断することが肝心
以上になります。最後までお読みくださりありがとうございました<(_ _)>
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