
一条工務店で家を建てる際、多くの人が採用を検討するシューズクローク。
玄関をすっきりと見せ、収納力を大幅に向上させる魅力的なスペースです。
しかし限られたスペースの中で最適な形を見つけるのは簡単ではありません。
一条工務店のシューズクロークについて後悔しないための間取りや費用、実際の使い勝手について知りたいと考えている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、一条工務店のシューズクロークに関する様々な情報を網羅的に解説していきたいと思います!
この記事を読めば以下の点が明確になります。
- 標準仕様でできることやオプション(費用)の目安
- 0.5畳や1畳といった広さごとのメリット・デメリット
- ウォークスルーなどの人気間取りの特徴と注意点
- 実際の収納アイデアや暮らしに合わせた活用法
それでは早速本文にいってみましょう
一条工務店シューズクロークの基本仕様と費用
標準でどのような設備が付くのか?広さによって使い勝手はどう変わるのか?そして人気のオプションや費用について見ていきましょう。
- 一条工務店シューズクロークの標準仕様
- 0.5畳と1畳のシューズクロークを比較
- シューズクロークで人気の自在棚
- 気になるシューズクロークの費用
一条工務店シューズクロークの標準仕様
一条工務店のシューズクロークは、基本的な収納設備が標準仕様に含まれている点が特徴です。
一般的に1帖以上のシューズクロークには、上着などを掛けられる「天棚パイプ」が標準で設置されます。
これによりコートやレインコートなどを玄関先でスムーズに収納することが可能です。
例えばi-smartの玄関には大容量のシューズウォールが標準で備わっているため、靴の収納はそちらがメインとなり、シューズクロークは靴以外のものを収納する土間収納として活用されるケースが多く見られます。
計画段階でどの設備が標準で含まれるのかを営業担当者や設計士に詳しく確認することが、理想の収納スペースを実現するための第一歩となります。
0.5畳と1畳のシューズクロークを比較
シューズクロークの広さは、使い勝手と居住スペースとのバランスを考える上で非常に大切な要素です。
ここでは代表的な0.5畳と1畳のサイズについて、それぞれのメリットとデメリットを比較します。
0.5畳(1マス)のシューズクローク
0.5畳のコンパクトなシューズクロークは、省スペースであることが最大のメリットです。
収納量を減らした分、玄関の土間スペースを広く取れるため開放感が生まれます。
一方で収納できる量が限られるのがデメリットです。
ベビーカーやアウトドア用品など、大きなものを収納したい場合には手狭に感じる可能性があります。
何を収納するのかを事前に明確にし、最小限の物を置く場合に適した広さと考えられます。
1畳(2マス)のシューズクローク
1畳のシューズクロークは、収納力を重視したい場合に選ばれることが多い広さです。
多くの物を収納できるため、ベビーカーや掃除道具、資源ゴミの一時置き場など多目的に活用できます。
通路が狭くなり、いわゆる「カニ歩き」で出入りする必要が出てくる可能性も考慮しなくてはなりません。
またシューズクロークに面積を割く分、玄関ホールが狭くなる場合がある点にも注意が必要です。
シューズクロークで人気の自在棚
出典:一条工務店インスタより
収納の自由度を格段に高めるオプションとして、一条工務店の「自在棚」は非常に人気があります。
自在棚とは壁に取り付けたレールに沿って、好きな高さに棚板を設置できる可動棚システムのことです。
例えばブーツのような背の高い靴からお米やペットボトル飲料のストックまで、しまう物に合わせて無駄なくスペースを活用することが可能です。
ただ自在棚の設置には注意点もあり、一つは耐荷重になります。
棚板のサイズによって異なりますが、特に幅の広いタイプは耐荷重が10kg程度の場合があり重いものを載せる際には確認が必要です。
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気になるシューズクロークの費用
出典:一条工務店
シューズクロークを設置する際の費用は、主にその面積に応じた「坪単価」によって決まります。
例えば1畳のシューズクロークは0.5坪に相当するため、一条工務店の坪単価の半額が本体価格に加算されるのが基本的な考え方です。
あとこの本体価格に加えて、色々なオプション費用が発生します。
例えば便利な自在棚を追加する場合、また電動自転車の充電や掃除機の使用に役立つコンセントを設ける場合などが挙げられます。
屋外に物置を設置する費用とも比較しながら、自分たちのライフスタイルにとって本当に必要な収納計画を立てることが満足度の高い家づくりにつながります。
一条工務店 シューズクロークの間取りと実例集
シューズクロークの満足度は、間取りの工夫と実際の使い方によって大きく左右されます。
- 失敗しないシューズクロークの間取りとは?
- ウォークスルー型シューズクロークについて
- シューズクロークの扉は必要?選び方を解説
- 一条工務店のシューズクローク収納アイデア集
- 参考になる一条工務店シューズクロークの実例
- リアルな一条工務店シューズクロークの口コミ
失敗しないシューズクロークの間取りとは?
シューズクロークの間取りで後悔しないためには、「動線」と「収納効率」の2つの視点から考えることが鍵となります。
ただ単にスペースを確保するだけではなく、日々の暮らしの中でどのように使うかを具体的にイメージすることが大切です。
まず考慮すべきは収納する物です。
特に奥行きの深い長方形の間取りは、奥の物がデッドスペースになりがちなので注意が求められます。
次に動線計画です。
例えば買い物から帰ってきてすぐに食品をパントリーへ運びたい場合、シューズクロークを通り抜けてキッチンへアクセスできる間取りは非常に効率的です。
ウォークスルー型シューズクローク
ウォークスルー型のシューズクロークは玄関側と室内側の両方に出入り口があり、通り抜けができる間取りのことです。
このタイプは帰宅時の動線を非常にスムーズにしてくれるため、近年高い人気を集めています。
例えば「玄関 → シューズクローク(コートを掛ける) → 洗面所(手洗い) → リビング」といった「おかえり動線」をスムーズに設計できます。
また来客用のメイン玄関と家族用の玄関を分ける、「2WAY動線」としても機能させることが可能です。
一方でデメリットも存在します。
人が通り抜けるための通路を確保する必要があるため、同じ面積のウォークイン型(出入り口が1つのタイプ)に比べて壁面が減り収納量は少なくなります。
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シューズクロークの扉は必要?選び方を解説
出典:一条工務店
シューズクロークに扉を設置するかどうかは、見た目のスッキリさと日常の使い勝手のどちらを優先するかで判断が分かれます。
それぞれの選択肢にメリットとデメリットがあるため、特徴を理解した上で決めましょう。
扉を設置する場合
扉を設置する最大のメリットは収納物を隠せることです。
急な来客時でも、扉を閉めるだけで玄関をきれいに見せることができます。
扉の種類としては開閉にスペースを取らない「引き戸」と、気密性を保ちやすい「開き戸」があります。
ただし引き戸はレール部分に自在棚を設置できなかったり、下に隙間ができてホコリが溜まりやすかったりする点に注意が必要です。
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扉を設置しない場合
扉を設けないオープンタイプのメリットは、物の出し入れが非常にスムーズであることです。
両手がふさがっていても簡単に出入りできます。
また通気性が確保されるため、湿気や臭いがこもりにくいという利点もあります。
どうしても中が見えるのが気になる場合は、扉の代わりに「ロールスクリーン」を設置するという選択肢も有効です。
普段は開けておき、来客時だけ降ろすことで手軽に目隠しができます。
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一条工務店のシューズクローク収納アイデア集
出典:一条工務店
シューズクロークの限られたスペースを最大限に活用するためには、収納方法に工夫が必要です。
ここでは一条工務店のオーナーが実践している収納アイデアをいくつか紹介します。
天井までの空間を活かす可動棚
前述の通り自在棚のような可動棚を設置することで、壁面を天井まで有効活用できます。
収納ボックスをサイズ別に揃えて並べると見た目もすっきりします。
ハンガーパイプでアウターや雨具を吊るす
標準で設置されることが多いハンガーパイプは、アウターやレインコート、濡れた傘などを乾かしながら収納するのに便利です。
S字フックなどを活用すれば帽子やバッグ、子供の外遊び用のおもちゃなども吊るして収納できます。
床に物を直接置くのを減らすことで、掃除がしやすくなるというメリットもあります。
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スチールラックや収納ボックスの活用
自在棚を設置しない場合でも、市販のスチールラックなどを置くことで収納力をアップさせることが可能です。
キャスター付きのラックを選べば、奥の物を取り出す際や掃除の際にも手軽に移動できます。
資源ゴミの分別ボックスや、防災グッズ、アウトドア用品などをまとめておくのにも役立ちます。
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参考になる一条工務店シューズクロークの実例
出典:コノイエ快適
一条工務店のシューズクロークは、施主の工夫次第で様々な形になります。
ここでは参考になる実例をいくつか紹介します。
ある0.5畳のシューズクロークを採用したお宅では、収納量を確保するよりも玄関の開放感を優先しました。
収納はベビーカーと傘、少量の外遊びグッズに限定し、物が少なく管理しやすい空間となっています。
一方で1.5畳のウォークスルー型シューズクロークを設けたお宅では、壁の一面に自在棚を設置しパントリーとしても活用しています。
玄関からキッチンへの動線上に配置することで、買い物から帰宅後、重い飲料やお米などをスムーズに収納できる間取りです。
汚れが目立ちにくい濃い色のクロスや、デザイン性の高いクロスを選ぶことで、収納スペースでありながらお気に入りの空間に仕上げています。
このように広さだけでなく、窓の有無や壁紙、動線計画によってシューズクロークの個性と満足度は大きく変わります。
リアルな一条工務店シューズクロークの口コミ
ichijo style
実際に一条工務店でシューズクロークを設置した方々の声は、計画を進める上で非常に参考になります。
ここでは満足している点と後悔している点の両方の口コミを紹介します。
満足している点(良い口コミ)
多く聞かれるのは「玄関が常に片付いた状態を保てる」という声です。
靴だけでなく傘や子供の遊び道具、ベビーカーなどを全て隠せるため、急な来客でも慌てずに済みます。
また「ウォークスルー動線が便利で、帰宅後の片付けが楽になった」という意見も多数寄せられています。
後悔・注意が必要な点(悪い口コミ)
一方で「思ったよりも狭くて、計画通りに物が収納できなかった」という後悔の声も少なくありません。
特に1畳サイズではベビーカーを置くと他の物を置くスペースがほとんどない、という意見が見られます。
これらのリアルな口コミは、計画時に見落としがちなポイントを教えてくれます。
広さの確保だけでなく使いやすい形状や換気、掃除のしやすさまで考慮することが後悔を防ぐために大切です。
まとめ:最適な一条工務店シューズクロークの選び方
出典:一条工務店
この記事では一条工務店のシューズクロークについて基本仕様から間取り、費用、そして実際の口コミまで幅広く解説してきました。
最適なシューズクロークを選ぶためのポイントについてまとめていきたいと思います。
- 広さは収納したい物の量と種類から逆算して決める
- 0.5畳は省スペースだが収納できる物は厳選しないとダメ
- 1畳以上は収納力が高いがデッドスペース化に注意
- 自在棚は収納の自由度を高めるが耐荷重の確認を忘れない
- 費用は坪単価が基本となりオプション料金が加算される
- 間取りは動線効率と収納量のバランスが成功の鍵
- ウォークスルーは動線に優れるが収納スペースが減る
- 扉の有無は見た目のすっきり感と日々の使い勝手で選択
- 引き戸は自在棚の設置場所と干渉する可能性を考慮
- ロールスクリーンは手軽な目隠しとして有効な選択肢
- 窓を付けると明るくなるがオプション費用が発生
- コンセントは電動自転車の充電や掃除に役立つ
- 壁紙は汚れが目立ちにくい機能性クロスも検討
- 臭いや湿気がこもらないよう換気計画も視野に入れる
- 屋外に物置を設置する場合との役割分担を明確にする
以上になります。最後までお読みくださりありがとうございました<(_ _)>
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