一条工務店での家づくりを考えたとき・・
「そもそも一条工務店は土地探しに対応しているのだろうか？」
「土地がなくても契約できるのか？」
といった疑問が浮かびあがる人が多いのではないでしょうか。
また一条工務店と土地探しを進めるステップや、気になる仲介手数料の仕組みと節約する方法についても知っておきたいところです。
家づくりの第一歩で失敗や後悔をしないためにも、土地探しは慎重に進めたいもの！
この記事ではそんなあなたの悩みを解決するため、一条工務店での土地探しに関する情報を網羅的に解説していきます♪
【この記事から得られる知識】
- 一条工務店の土地探しサービスの特徴
- 土地探しから契約までの具体的な流れ
- 費用を抑えるためのポイントと注意点
- 自分に合った土地を見つけるためのコツ
それでは早速本文にいってみましょう
必見！一条工務店の土地探しの全貌
一条工務店での家づくり、最初の関門が土地探しです。
- そもそも一条工務店は土地探しに対応している？
- 土地がなくても契約できる仮契約のメリット
- 一条工務店と土地探しを進めるステップ
- 選択肢の一つ、一条工務店の分譲地とは？
- 自分で探すvs一条工務店に任せるのは得？
そもそも一条工務店は土地探しに対応している？
一条工務店は土地探しに対応しています。
ただし一条工務店の営業担当者が直接土地を探し回るわけではなく、提携している地域の不動産会社と連携して土地情報を提供するという形が基本です。
家づくりのプロである一条工務店と土地のプロである不動産会社が協力することで、希望する建物のプランに合った土地を見つけやすくなるのが特徴です。
しかし注意点もあります。
したがって一条工務店に任せきりにするのではなく、自分自身でも情報収集を行う姿勢が大切になります。
土地がなくても契約できる仮契約のメリット
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一条工務店では、建築地が決まっていなくても家づくりの話を進めることが可能です。
そのための仕組みが「仮契約」制度です。
仮契約とは？
仮契約は土地は未定でも、「家を建てるなら一条工務店で！」という意思を示すための約束です。
この際に申込金として100万円を支払うのが一般的で、これにより一条工務店から優先的に土地情報の提供やプラン作成などのサポートを受けられるようになります。
この100万円は土地が見つかり本契約（建築工事請負契約）に至った際には、建築費用の一部として充当されます。
仮契約のメリット
仮契約には、施主にとって大きなメリットが二つあります。
一つ目は契約時点の坪単価や仕様が、本契約時にも適用されることです。
二つ目は仮契約時に開催されているキャンペーンの権利を確保できる点です。
例えば高額なオプションが無料で付けられるといった特典を、土地探しに時間がかかったとしても利用することが可能となります。
注意点
仮契約の有効期間は基本的に1年間です。
また万が一自己都合で解約する場合、支払った100万円は返金されますが、すでに設計作業などが進んでいる場合はその実費分が差し引かれることがあります。
一条工務店と土地探しを進めるステップ
出典：一条工務店
一条工務店で土地探しから家づくりを始める場合、計画的にステップを踏むことが失敗を避ける鍵となります。
特に重要なのはハウスメーカーを決定してから土地を探すという順序です。
ハウスメーカーの検討と資金計画
まずは展示場を見学、資料を集めたりして、一条工務店が自分たちの理想に合うか検討します。
同時に土地と建物を合わせた総予算を考え、住宅ローンの事前審査を受けておくとその後の進行がスムーズになります。
一条工務店との仮契約
一条工務店で建てることを決めたら仮契約を結びます。
前述の通り申込金100万円を支払い、土地探しの本格的なサポートがスタートします。
土地探し（三者連携）
一条工務店の営業担当者、提携の不動産会社、そして施主であるあなたの三者で協力して土地を探します。
希望条件を伝えピックアップされた候補地を実際に見学し、日当たりや周辺環境などを確認します。
買付証明書の提出と交渉
購入したい土地が見つかったら売主に対して「買付証明書」を提出し、購入の意思を示します。
この際に価格交渉（指値）を行うことも可能です。
土地の売買契約
売主の合意が得られたら土地の売買契約を締結し、手付金（一般的に土地価格の5～10%）を支払います。
この契約以降、自己都合で解約すると手付金は戻ってこないのが原則です。
一条工務店との本契約
土地が正式に決まった時点で、一条工務店と「建築工事請負契約」を結び直します。
仮契約時に支払った100万円は、この本契約の契約金に充当されます。
住宅ローン本申込と土地決済
金融機関に住宅ローンの本申込を行い、承認が下りたら土地の残代金を支払う「決済」となります。
決済と同時に土地の所有権があなたに移転します。
選択肢の一つ、一条工務店の分譲地とは？
出典：一条工務店
一条工務店での土地探しには不動産会社からの紹介物件だけでなく、「一条工務店の分譲地」という選択肢もあります。
これは一条工務店自体が開発し売主として販売している土地のことです。
分譲地は「イイコトテラス」というブランドで展開されており、いくつかの大きなメリットがあります。
まず売主が一条工務店であるため不動産会社を介する必要がなく、仲介手数料がかかりません。
次にすべての分譲地で事前に地盤調査が実施されている点が挙げられます。
一条工務店は自社で地盤調査研究所を持つほど地盤を重視しており、安全性が確認された土地であるという安心感が得られます。
弱い地盤であればあらかじめ適切な改良工事を実施。
また分譲地は街全体として計画的に開発されるため、道路やインフラが整備され、景観の整ったきれいな街並みが形成されます。
同時期に入居する家庭が多いため、コミュニティを築きやすいという側面も・・
一方で分譲地内の建物はすべて一条工務店の住宅になるため、良くも悪くも周囲と似たデザインの家が建ち並ぶことになります。
自分で探すvs一条工務店に任せるのは得？
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土地探しを自分で行うべきか？一条工務店に任せるべきか？悩む方は少なくありません。
それぞれにメリットとデメリットがあり、どちらか一方に絞るのではなく両方をうまく活用するのが最も賢明な方法と考えられます。
| メリット | デメリット・注意点 | |
| 一条工務店に任せる | ・希望の間取りに合う土地を提案してくれる ・法規制など建築上の問題を確認してくれる ・土地と建物のトータル予算を管理しやすい ・土地の価格交渉を代行してくれる |
・情報が提携不動産会社に限定される ・担当者の知識や経験に左右される ・情報が出てくるまでに時間がかかる |
| 自分で探す | ・インターネットで24時間いつでも探せる ・不動産ポータルサイトにない物件に出会える ・売主から直接購入できれば仲介手数料が不要 |
・法規制など専門的な判断が難しい ・見つけた土地に希望の家が建てられない ・トータルでの資金計画が崩れやすい |
そして自分で見つけた気になる土地があればすぐに一条工務店の担当者に相談し、「その土地に希望の家が建てられるか」「追加費用は発生しないか」などをチェックしてもらうのが失敗しないための最も確実な方法と言えます。
後悔しない一条工務店の土地探しの秘訣
一条工務店の土地探しで後悔しないための秘訣を凝縮。
- 土地探しで希望条件の優先順位を決める
- 地盤・法規制・インフラのチェックポイント
- 一条工務店の仲介手数料と節約する方法
- 土地探し依頼者の成功・失敗談から学ぶこと
- 一条工務店での土地トラブルを避けるには
土地探しで希望条件の優先順位を決める
出典：一条工務店
土地探しを始めるにあたって、最も重要な準備の一つが「希望条件に優先順位をつける」ことです。
なぜなら予算内で全ての希望を100%満たす完璧な土地を見つけることは、現実的にほぼ不可能だからです。
まずは家族で話し合い、以下のような項目について理想の暮らしを思い描きながら全ての希望をリストアップしてみましょう。
- 予算：土地にかけられる上限金額
- エリア：通勤・通学時間、実家との距離
- 周辺環境：スーパー、病院、公園、学校などの近さ、地域の治安
- 交通の利便性：最寄り駅やバス停までの距離、道路の交通量
- 土地の広さ・形状：建てたい家の広さ、駐車場の台数、庭の有無
- 子育て環境：保育園の待機児童状況、通学路の安全性
リストアップができたら、次に「これだけは絶対に譲れない条件」と「できれば叶えたいが妥協も可能な条件」に分類していきます。
この作業を行うことで自分たち家族にとって本当に大切なものが明確になり、土地探しの軸が定まります。
これにより不動産会社や一条工務店の担当者にも的確に希望を伝えることができ、より効率的に理想に近い土地を見つけることが可能となります。
地盤・法規制・インフラのチェックポイント
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土地を選ぶ際には価格や広さ、立地といった目に見える条件だけでなく、専門的な知識が必要な「見えない条件」のチェックが極めて大切です。
これらを見過ごすと後から高額な追加費用が発生したり、そもそも希望の家が建てられなくなったりする可能性があります。
地盤
どんなに頑丈な家を建てても、その下の地盤が弱ければ意味がありません。
軟弱地盤の場合、地震時の液状化リスクがあるほか、地盤改良工事に100万円以上の費用が必要になることもあります。
土地購入前に地盤調査を行うのが理想ですが、難しい場合は市区町村が公表しているハザードマップや国土地理院のサイトで昔の土地利用（田んぼや沼地ではなかったか）を確認することが有効な手段となります。
法規制
土地には建築基準法や都市計画法によって様々な規制がかけられています。
- 用途地域：その地域に建てられる建物の種類が定められている
- 建ぺい率・容積率：敷地面積に対して建てられる建物の建築面積（建ぺい率）と延床面積（容積率）に上限がある
- 高さ制限・斜線制限：周囲の日当たりなどを確保するため建物の高さが制限される
- セットバック：面している道路の幅が4m未満の場合、道路の中心から2mの位置まで敷地を後退（セットバック）させる必要がある
インフラ
日常生活に不可欠な電気、ガス、上下水道といったライフラインの引き込み状況も確認しましょう。
特に更地や郊外の土地では、敷地内まで配管が来ていない場合があります。
その場合、引き込み工事に数十万円から百万円以上の費用が別途発生する可能性があるため注意が必要です。
一条工務店の仲介手数料と節約する方法
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土地を購入する際には、土地そのものの代金以外に「仲介手数料」という費用がかかる場合があります。
これは土地の売主と買主の間を取り持った、不動産会社に支払う成功報酬のことです。
仲介手数料の仕組み
仲介手数料は売買が成立した場合にのみ発生し、その上限額は法律で定められています。
例えば2,000万円の土地であれば約72万円もの仲介手数料がかかる計算になり、決して無視できない金額です。
一条工務店に土地探しを依頼した場合、提携している不動産会社が売買を仲介する形になるため、基本的にはこの仲介手数料が発生すると考えておくのがよいでしょう。
仲介手数料を節約する方法
この仲介手数料を支払わずに済むケースがいくつか存在します。
一条工務店の分譲地を購入する
前述の通り一条工務店が「売主」となっている分譲地を購入する場合、仲介する不動産会社が存在しないため仲介手数料は一切かかりません。
売主が不動産業者の土地を直接契約する
土地の売主が個人の場合、売却を不動産会社に依頼していることがほとんどですが、売主自身が不動産会社である場合もあります（いわゆる「建築条件なし」の自社物件）。
土地探しを依頼する際にこのような仲介手数料がかからない物件も探してもらうよう、一条工務店の担当者に伝えてみるのも一つの有効な手段です。
土地探し依頼者の成功・失敗談から学ぶこと
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土地探しにおける成功と失敗の体験談は、これから家づくりを始める方にとって非常に価値のある情報です。
カタログや図面だけでは分からない、リアルな注意点を知ることができます。
よくある失敗談
騒音・臭いの見落とし
「日中の下見では静かだったが、平日の朝夕は交通量が多くてうるさい」「近くの工場の臭いが風向きによって気になる」といったケースです。
曜日や時間帯を変えて複数回現地を訪れることの重要性が分かります。
想定外の費用発生
「古屋付きの土地を購入したら、解体費用が予想以上にかかった」「見た目では分からなかったが地盤が弱く高額な地盤改良費が必要になった」など土地代金以外のコストを見落とした例です。
周辺環境の変化
「日当たりの良い南向きの土地を選んだのに・・数年後に隣に3階建ての家が建ち日陰になってしまった」というように、将来の周辺環境の変化を予測できなかったケースもあります。
近隣住民との関係
「ゴミ捨て場のルールが厳格だった」「町内会活動が活発で負担に感じる」など、住んでみて初めて分かるコミュニティの問題です。
成功につながったポイント
営業担当者との連携
「希望を粘り強く伝えたら、営業担当者が非公開の土地情報を見つけてきてくれた」「土地の値引き交渉をうまく進めてもらえた」など、担当者と良好な関係を築きうまく連携できたケースです。
条件の緩和
「駅からの距離を少し妥協したら、同じ予算で広くて環境の良い土地が見つかった」というように、優先順位を明確にし柔軟に条件を見直したことが成功につながった例です。
これらの体験談から学べるのは土地は「現地」と「情報」の両面から、多角的に確認する必要があるということです。
一条工務店での土地トラブルを避けるには
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土地探しには残念ながらトラブルがつきものです。
高額な買い物で後悔しないためにも、起こりうるトラブルを事前に把握し対策を講じることが大切です。
先に土地だけを契約してしまうトラブル
最も多い失敗の一つが建てるハウスメーカーを決定する前に、不動産会社から勧められるまま土地の契約を先行してしまうケースです。
まず土地の決済（残代金の支払い）までの期間は1～2ヶ月と短く、その間にハウスメーカーを決め、建物のプランと総額を確定させ、住宅ローンの本審査を通過させるのは非常にタイトなスケジュールです。
焦って決めた結果、理想とは違う家になったり予算オーバーしたりする危険があります。
また購入した土地に、法規制などの理由で希望の建物が建てられないことが後から判明する可能性もあります。
土地の境界線をめぐるトラブル
隣地との境界線が曖昧なままの土地を購入すると、塀の設置や建築の際に隣人と揉める原因になります。
土地の売買契約前には「確定測量図」があるか、現地に「境界標」が正しく設置されているかを確認することが不可欠です。
もし境界が未確定の場合は、売主に責任をもって境界を確定してもらうよう要求しましょう。
トラブルを避けるための心構え
これらのトラブルを避けるためには、以下の点を心掛けることが有効です。
一条工務店に相談しながら進める
気になる土地が見つかったら、契約する前に必ず一条工務店の担当者に見てもらい専門家の視点から問題がないかチェックしてもらいましょう。
情報を鵜呑みにしない
営業担当者や不動産会社の話をすべて鵜呑みにするのではなく、自分でも役所で都市計画図を確認したり、ハザードマップを調べたりする姿勢が大切です。
安い土地には理由があると考える
相場より著しく安い土地には、地盤が悪い、法規制が厳しいなど何らかの理由が隠れている可能性があります。
施主自身が主体的に情報収集を行い、専門家である一条工務店と密に連携することがトラブルを未然に防ぐ最善策となります。
まとめ：賢い一条工務店の土地探しのポイント
出典：一条工務店
それでは最後になりますがまとめていきましょう
- 一条工務店は提携不動産会社と連携して土地探しに対応
- 土地探しを依頼するには100万円の仮契約が基本
- 仮契約で坪単価やキャンペーンを固定できるメリット
- 仮契約の解約時、設計が進んでいると実費が引かれる場合が
- 土地探しのステップはハウスメーカー決定後に始めるのが鉄則
- 選択肢として仲介手数料不要の「分譲地」も存在
- 自分で探す方法と任せる方法の並行活用がおすすめ
- 土地探しでは希望条件の優先順位付けが不可欠
- 予算やエリアだけでなくライフプランを考慮して条件を決める
- 地盤・法規制・インフラは後から費用が発生するチェック項目
- 仲介手数料は土地価格の約3%＋6万円と高額になる場合が
- 相場より安い土地には理由があると疑い慎重に調査すべき
- 境界線が曖昧な土地は将来のトラブルリスクが高い
- 土地は契約前に必ず一条工務店の担当者に確認してもらう
以上になります。最後までお読みくださりありがとうございました<(_ _)>
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