一条工務店で家を建てることを検討している多くの方が、高性能な住まいに魅力を感じています。
一方で将来的にどれくらいの維持費がかかるのか?
特に一条工務店の床暖房のメンテナンスや外壁のメンテナンス費用、さらには屋根のメンテナンスについて具体的な情報を知りたいと考えているのではないでしょうか。
家は建てて終わりではなく、長く快適に住み続けるためには定期的な手入れが欠かせません!
この記事では一条工務店のメンテナンス費用に関する疑問や不安を解消するため、主要な項目ごとの費用目安やメンテナンス周期について解説していきたいと思います。
【記事のポイント】
- メンテナンス費用が高いと言われる理由
- 屋根や外壁など主要箇所の費用目安
- 床暖房や太陽光など独自設備の維持費
- 他社と比較した場合の費用感
それでは早速本文にいってみましょう
一条工務店のメンテナンス費用(ランニングコスト)内訳
一条工務店のメンテナンス費用は高いってホント?そんな疑問にお答えします。
- 一条工務店のメンテナンス費用は高い?
- 屋根材によってのメンテナンス周期
- パラペット屋根のメンテナンス費用
- 太陽光ダミーパネルのメンテナンス
- 外壁タイルのメンテナンス費用
一条工務店のメンテナンス費用は高い?
一条工務店は耐久性の高い素材や、高性能な設備を標準仕様やオプションとして提供している点が特徴です。
例えば標準仕様で採用されることが多いタイル外壁は、一般的なサイディング外壁と比較して、塗り替えなどの大規模なメンテナンス周期が長くなる傾向があります。
反面で将来的に交換や修理が必要になった場合、専用の部品や作業が求められることがあります。
このような設備固有の維持費が、一般的な住宅よりも費用がかかる印象を与える一因となっていると考えられます。
費用が高いかどうかは初期費用を抑えて短期的なメンテナンスを繰り返す住宅と、初期費用はかかっても長期的なメンテナンス回数を減らせる住宅のどちらを選ぶか?
屋根材によってのメンテナンス周期

一条工務店で採用される屋根材は、主に「屋根一体型太陽光パネル」「スレート屋根」「ガルバリウム鋼板(フラットルーフ)」「パラペット屋根」の4種類が挙げられます。
それぞれ耐用年数やメンテナンスの方法が異なります。
屋根一体型太陽光パネルの表面は強化ガラスで覆われており、屋根材としての塗装メンテナンスは基本的に不要です。
スレート屋根は一般的な住宅でも多く採用されており、美観や防水性を保つために10年から15年ごとを目安にした再塗装が推奨されます。
ガルバリウム鋼板(フラットルーフ)は、耐久性が高く約30〜40年とされています。
パラペット屋根は陸屋根(フラットな屋根)の一種で、防水処理が施されています。
この防水層は紫外線や雨風の影響で劣化するため、10年から15年ごとを目安にした再塗装や防水工事が必要になります。
パラペット屋根のメンテナンス費用

前述の通りパラペット屋根は、平らな屋根の周囲に立ち上がり部分(パラペット)がある形状の屋根を指します。
一条工務店のグランセゾンなどで、総二階ではないデザインを採用した場合に用いられることがあります。
防水層は経年劣化するため定期的な点検と補修が欠かせません。
前述の通りメンテナンスの周期は一般的に10年から15年ごとが目安とされています。
仮にパラペット屋根の面積が50平方メートルだった場合、1回のメンテナンスで25万円から30万円程度の費用が見込まれます。
このメンテナンスを怠ると雨漏りの原因となり、建物の構造体へダメージを与えてしまう可能性があるため計画的な費用準備が大切です。
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太陽光ダミーパネルのメンテナンス

ダミーパネルとは屋根一体型太陽光パネルを採用する際に、屋根の形状や日射条件などによってパネルを設置できない部分に外観の統一感を出すために設置されるパネルのことです。
このダミーパネル自体には発電機能はありません。
太陽光パネルと同様に表面は強化ガラスなどで構成されているため、スレート屋根のような定期的な塗装メンテナンスは不要です。
ただし屋根材である以上、台風による飛来物での破損や、経年による接合部分の劣化などが絶対にないとは言い切れません。
屋根全体の点検時に他の部分と合わせて状態を確認してもらうと安心です。
外壁タイルのメンテナンス費用

一条工務店ではセルフクリーニング機能を持つ「ハイドロテクトタイル」や「石目調ボーダータイル」など、タイル外壁を標準仕様やオプションとして広く採用しています。
これらのタイル外壁の最大のメリットは、メンテナンスコストを大幅に抑えられる点にあります。
ただタイル外壁でもメンテナンスが全く不要というわけではありません。
タイルとタイルの隙間を埋めている「シーリング(コーキング)」材は、紫外線などの影響で劣化します。
このシーリング材が劣化するとひび割れや剥がれが生じ、そこから雨水が浸入する可能性があります。
その費用は施工面積にもよりますが、約50〜70万円程度が一つの目安になります。
一条工務店のメンテナンス費用(ランニングコスト)と主要設備
一条工務店の太陽光や床暖房に必要な維持費は?
- 太陽光システムのメンテナンス内容
- 全館床暖房システムのメンテナンス方法
- シロアリのメンテナンスと保証
- 畳のメンテナンスと交換
- 他社とメンテナンス費用を比較
太陽光システムのメンテナンス内容

一条工務店の屋根一体型太陽光パネルは、屋根材としての塗装メンテナンスは不要です。
しかし発電設備としては定期的な点検や部品交換が必要になります。
主なメンテナンス項目は以下の通りです。
パワーコンディショナー(パワコン)
太陽光パネルで発電した直流電力を、家庭で使える交流電力に変換する機器です。
このパワコンは電子機器であり寿命があります。
一般的に15年から20年程度での交換が目安とされ、費用は約20万円からと見込まれます。
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関連機器の交換
他にも売電メーター(約15年目安、費用約2万円~)、分電盤(約20年目安、費用約3万円~)、蓄電池(採用している場合、約20年目安、費用約10万円~)など、関連する機器も寿命に応じて交換が必要になります。
パネル本体
パネル自体の耐久性は高いですが、経年劣化により発電効率は徐々に低下します(年1%程度が目安)。
また台風などによる飛来物での破損は火災保険の対象となる場合が・・
30年間で見ると、パワコンや関連機器の交換費用として合計で40万円から50万円程度を見込んでおく必要があると考えられます。
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全館床暖房システムのメンテナンス方法

一条工務店の「全館床暖房」は、ヒートポンプ式の温水循環システムを採用しています。
このシステムの維持には、いくつかのメンテナンス項目があります。
不凍液の補充と交換
床下の配管には、凍結防止などのために不凍液(または地域により水道水)が循環しています。
この循環液は自然に蒸発するため年に1回程度、本格的な使用シーズン前にオーナー自身で補充する必要があります。
さらに不凍液を使用している場合、約10年を目安に全交換が推奨されます。
これには専門業者の作業が必要で、費用は約5万円程度が見込まれます(水道水の場合は不要)。
室外機(ヒートポンプユニット)
熱源機であるエアコン室外機は、一般的なエアコンと同様に寿命があります。
約10年から15年が交換の目安とされ、故障した場合は約25万円から30万円程度の交換費用がかかります。
配管設備
床下に張り巡らされた配管(架橋ポリエチレン管)自体は、50年以上の耐久性評価を得ており基本的に交換は不要とされています。
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シロアリのメンテナンスと保証

一条工務店ではシロアリ対策として床下や1階の構造材、断熱材に至るまで広範囲に防腐・防蟻処理を施しています。
この処理は一般的な建築基準法で定める範囲(地面から1m)よりも広く行われている点が特徴です。
無料のシロアリ予防工事
一条工務店のアフターサポートには、10年目と20年目に実施される無料の「シロアリ予防工事」が含まれています。
これは他のハウスメーカーにはない手厚いサービスの一つです。
30年保証の条件
シロアリ被害を含む「構造耐力上主要な部分」については30年の長期保証が提供されます。
ただしこの保証を維持するためには、10年目と20年目の無料点検および無料シロアリ予防工事を受けることが条件となっています。
30年目以降のメンテナンス
無料の予防工事が終了した後、30年目以降もシロアリ対策を継続する場合は実費での予防工事が必要となります。
一般的なシロアリ予防工事の費用相場は、30坪程度の住宅で10万円前後とされています。
畳のメンテナンスと交換

一条工務店の和室で床暖房を採用した場合、畳の厚さは約12mmと薄型のものが使用されます。
日常のお手入れ
畳のお手入れは目に沿って優しく掃除機をかけるのが基本です。
水拭きは畳を傷める可能性があるため、行う場合は固く絞った雑巾で目に沿って拭き必ず乾拭きで仕上げます。
メンテナンスの注意点
床暖房用の畳は、畳のすぐ下に床暖房の配管が通っています。
そのためゴザなどを固定するためにピンや画鋲を使用することは厳禁です。
配管を傷つけると漏水の原因となり、大規模な修理が必要になる可能性があります。
交換時期と費用
畳の交換時期は使用状況によりますが一般的な目安は以下の通りです。
- 張り替え(畳表を新しくする):約5年ごと
- 畳取り換え(畳ごと新しくする):約10年~15年ごと
床暖房用の畳は特殊なため「裏返し」(畳表を裏返して再利用すること)はできません。
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他社とメンテナンス費用を比較

一条工務店のメンテナンス費用を他のハウスメーカーと比較する際は、住宅の仕様や保証内容を考慮に入れる必要があります。
| メンテ項目 | 一条工務店 (高耐久仕様) | 一般的なハウスメーカー (サイディング仕様) |
| 外壁 | ハイドロテクトタイル等 | サイディング |
| 30年目にシーリング補修 (約68万円) | 10~15年ごとに塗装 (約100~150万円) | |
| 約136万円 (30年ごと2回) | 約400~600万円 (15年ごと4回) | |
| 屋根 | 屋根一体型太陽光パネル | スレート屋根 |
| 塗装不要 (パワコン等は別途) | 10~15年ごとに塗装 (約85~155万円) | |
| 0円 (設備費除く) | 約340~620万円 (15年ごと4回) |
※上記の費用はあくまで一例であり、家の大きさや仕様、物価変動によって異なります
このように外壁や屋根に「ハイドロテクトタイル」や「屋根一体型太陽光パネル」といった高耐久な素材を採用した場合、一条工務店は一般的な住宅と比べて塗り替えなどの大規模修繕の回数が少ないです。
一方で全館床暖房やロスガードといった独自設備の維持費は別途考慮する必要があります。
一条工務店のメンテナンス費用(ランニングコスト)についてまとめ

それでは最後になりますがまとめていきましょう
- メンテナンス費用は高耐久素材の採用で長期コストを抑える設計
- 費用が高いと感じるかは初期費用と長期コストのバランス次第
- 屋根については太陽光パネルやガルバリウムが長持ち
- スレート屋根やパラペット屋根は10年から15年ごとの改修が必要
- パラペット屋根は平米あたり5,000円から6,000円が目安
- ダミーパネルは太陽光パネル同様に塗装メンテナンス不要
- 外壁タイル(ハイドロテクト等)はメンテナンスコストを大幅削減
- ただし30年目目安でシーリング補修(約50〜70万円程度)が必要
- 太陽光発電はパワコン交換(15~20年ごと約20万円~)などの維持費
- 30年間で太陽光関連機器に40万円から50万円程度の費用が見込まれる
- 全館床暖房は年1回の不凍液補充(自身で実施)が必要
- 不凍液の全交換は10年ごと約5万円(水道水地域は不要)
- 床暖房の室外機は10年から15年で交換(約25万円~30万円)
- シロアリ対策は10年目と20年目に無償の予防工事が提供される
- 30年目以降のシロアリ予防は実費(1回10万円前後)が必要
- 床暖房対応の畳は薄型でピンの使用は厳禁
- 畳の交換は10年から15年ごとが目安で裏返しは不可
- 一般的な住宅と比較し外壁・屋根の修繕費は安くなる傾向
- 独自設備の維持費は別途計画的に準備する必要がある
以上になります。最後までお読みくださりありがとうございました<(_ _)>
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