
一条工務店の家づくりを検討する際、多くの人がその性能の高さ、特に独自の全館床暖房に関心を寄せます。
家中どこにいても暖かいという理想的な住環境は魅力的ですが、実際の住み心地はどうなのでしょうか。
この記事ではまず一条工務店で標準装備の全館床暖房という大きな特徴から、その仕組みと技術(他社との違い)までを分かりやすく解説します。
さらに導入におけるメリット&デメリットを多角的に掘り下げ、実際に住んでみた感想と体験談から見えてくるリアルな評判まで詳しくご紹介♪
記事を読めば導入で後悔しないための判断材料が全て揃います!
この記事でわかること
- 一条工務店の全館床暖房の仕組みと技術
- 健康面や快適性に関するメリット
- 電気代や乾燥などの注意すべきデメリット
- 故障時の保証やアフターサポートの内容
それでは早速本文にいってみましょう
一条工務店 全館床暖房の魅力について|メリット & デメリット
- 一条工務店の「全館床暖房」が注目される理由
- 他社との違い:標準装備の全館床暖房
- 仕組みと技術(温水式・高断熱・高気密)
- ヒートショック予防と健康効果
- 空気がクリーンでアレルギー対策にも◎
- 「さらぽか空調」との連携で快適性アップ
一条工務店の「全館床暖房」が注目される理由
一条工務店の全館床暖房が注目を集める理由は単に暖かいだけでなく、「快適性」「健康」「安全性」を高いレベルで実現している点にあります。
最大の魅力はリビングや寝室といった居室はもちろん、冬場に冷え込みがちな廊下やお風呂の洗い場まで生活スペースのほぼ100%をカバーする圧倒的な暖かさです。
また火を一切使わないため、小さなお子様やご高齢の方がいるご家庭でもやけどや火事の心配がなく安心して生活できる点も大きな支持を得ています。
このように家全体を春のような陽だまりの暖かさで包み込み、健康で安全な暮らしを提供する点が多くの人から選ばれる理由と考えられます。
他社との違い:標準装備の全館床暖房
出典:一条工務店
多くのハウスメーカーにおいて床暖房は、リビングのみなど限定的な範囲に設置する高価なオプションとして扱われるのが一般的です。
しかし一条工務店では「グラン・スマート」や「アイ・スマート」をはじめとする多くの主力商品で、家全体を暖める全館床暖房が追加費用のかからない標準仕様となっています。
自社グループで設計から製造、施工まで一貫して行うことで、高品質なシステムを低コストで提供することを可能にしています。
初期投資を抑えながら家全体の快適性を手に入れられる点は、他社にはない大きなアドバンテージでコストパフォーマンスを重視する方にとって非常に魅力的な選択肢となっています。
仕組みと技術(温水式・高断熱・高気密)
一条工務店の全館床暖房は、床下に敷設された配管に温水を循環させる「温水式」を採用しています。
この方式は遠赤外線効果のある「ふく射熱」を利用して、床から壁、天井へと熱を伝え部屋全体をじんわりと均一に暖めるのが特徴です。
そのためエアコンのように温風で暖める方式と比べて、顔だけがのぼせるような不快感がなく足元から体の芯までぽかぽかと暖まります。
この快適性を支えるのが以下の独自技術です。
圧倒的な住宅性能
出典:一条工務店
全館床暖房の効率を最大限に引き出すためには、家の断熱性や気密性が非常に大切です。
一条工務店の住宅は高性能ウレタンフォームによる「外内ダブル断熱構法」や、業界トップクラスの断熱性を誇る「トリプル樹脂サッシ」などを採用し、魔法瓶のような高い気密・高断熱性能を実現しています。
この性能があるからこそ床暖房で暖めた熱が外に逃げにくく、24時間運転しても省エネで家中を暖かく保つことができるのです。
電気代がタダのうちに洗濯機、食洗機、夜ご飯の支度をした!一条工務店のお家最高です🏠 🌟
旦那が計算したら、電気代は年間5万弱とのこと。オール電化でこれならやすーい!
毎日晴れて欲しいです☀😍☀ pic.twitter.com/EtvdZmk73e— えむきち✨楽天ROOM♡ (@mkichi_piano) December 9, 2024
2025年3月電気代と太陽光発電売電実績
築12年中古の一条工務店i-smart電気代:10,281円(265kWh)
太陽光売電:5,082円(462kWh 買取単価:11円/kWh)収支:▲5,199円#電気代 #太陽光発電 pic.twitter.com/wv7FQDROOm
— ヤママメ@中古のi-smart (@used_ismart) April 9, 2025
効率的な配管システム
配管には一般的な7mm径より太い内径10mmの架橋ポリエチレン管を使用しています。
また設計段階から配管計画を組み込むことで、配管の継ぎ目を最小限に抑えています。
継ぎ目が少ないことは水漏れなどのトラブルリスクを低減し、長期的なメンテナンスコストを抑える上でも大きなメリットとなります。
ヒートショック予防と健康効果
出典:一条工務店
冬の家庭内で起こりうる健康リスクの一つに「ヒートショック」があります。
これは暖かいリビングから寒い廊下や浴室へ移動した際の急激な温度変化によって、血圧が大きく変動し心筋梗塞や脳卒中などを引き起こす現象です。
一条工務店の全館床暖房は、このヒートショックのリスクを大幅に低減させる効果が期待できます。
家中の温度差が理想的とされる「2~3℃以内」に保たれるため、リビングからトイレや脱衣所へ移動しても体に大きな負担がかかりません。
常に春のような穏やかな室温環境で過ごせることは、日々のストレスを軽減し家族全員の健康維持に貢献すると考えられます。
空気がクリーンでアレルギー対策にも◎
出典:一条工務店
全館床暖房は、クリーンな室内空気環境を維持する上でも優れた暖房方式です。
エアコンやファンヒーターのように温風を吹き出すことがないため、床に溜まったホコリやハウスダスト、花粉といったアレル物質を室内に舞い上げてしまう心配がありません。
風が直接肌にあたらないので、肌の乾燥やかゆみを引き起こしにくいのも嬉しい点です。
また一条工務店の住宅は高い気密性を持ちながら、熱交換換気システム「ロスガード90」によって常に新鮮な空気が循環しています。
結露が抑制されることでそれをエサにするカビやダニの繁殖も防ぐことにつながり、アレルギー症状を持つ方や小さなお子様がいるご家庭にとって非常に健康的で安心な住環境が実現します。
「さらぽか空調」との連携で快適性アップ
出典:一条工務店
一条工務店の全館床暖房は、冬の暖房機能だけにとどまりません。
オプションの「全館さらぽか空調」システムを組み合わせることで、一年を通して理想的な室内環境を創出することが可能です。
「さらぽか空調」は、夏場に床暖房の配管へ冷水を循環させることで、床からの放射冷却効果を利用し家中の熱を吸収して涼しくする仕組みです。
さらにデシカント方式の除湿ユニットが外気の湿気をパワフルに取り除きながら換気を行うため、梅雨のジメジメした時期でも室内は常にサラサラの状態に保たれます。
これにより不快指数が下がるだけでなくカビの発生を抑制し、洗濯物の部屋干しでもカラッと乾きやすくなるというメリットも!
冬は床暖房でぽかぽか、夏は床冷房と除湿でさらっと涼しく、一年中「我慢」のない快適な暮らしが送れます。
一条工務店 全館床暖房の評判から注意点(デメリット)まで解説
- 実際に住んでみた感想と体験談
- 電気代は高い?実際の月額平均
- 過乾燥になることも?加湿対策が必要
- 故障したらどうなる?保証と対応
実際に住んでみた感想と体験談
出典:一条工務店
実際に一条工務店の全館床暖房の家に住んでいるオーナーからは、その快適性を絶賛する声が数多く寄せられています。
一方でいくつかの注意点も指摘されています。
その一つがWi-Fiの電波に関する問題です。
床暖房パネルが電波を遮蔽するため1階にルーターを置くと2階で電波が弱くなる、または届きにくくなるケースが報告されています。
また常に家全体が暖かいため、食品の管理には注意が求められます。
常温保存のつもりが想定以上に室温が高く傷んでしまうことがあるため、野菜などは床下収納や冷蔵庫で保管するのが賢明です。
電気代は高い?実際の月額平均
ichijo style
「全館」で「24時間つけっぱなし」と聞くと、電気代が非常に高くなるのではないかと心配になるかもしれません。
しかし多くのオーナーからの報告を見ると、その心配は杞憂に終わることが多いようです。
そのため最小限のエネルギーで室温を維持することが可能です。
具体的な電気代は家の大きさや地域、ライフスタイルによって異なりますが、太陽光発電を搭載していないオール電化住宅の事例でも以下のような数値が報告されています。
項目 | 金額(目安) | 備考 |
月平均電気代 | 約10,000~13,000円 | オール電化、4人家族の事例 |
冬の電気代 | 約13,000~18,000円 | 最も電気代が高くなる1月・2月の事例 |
オール電化住宅平均 | 約16,000~18,000円 | 資源エネルギー庁のデータと比較して、安価な傾向 |
このように家中が快適な温度に保たれていることを考えれば、ランニングコストは非常に優れていると言えます。
2ヶ月連続で電気代3万超えたんだけどこんなもん?
賃貸の2LDKよ?
太陽光+蓄電池で実質の電気代0みたいなのが今めっちゃ羨ましいんだけど😭
元々太陽光はいらない派だったんだけど、やっぱ一条工務店みたいなところで家建てるのが正解なのかな😭— ぴゅー🏠家垢 (@oekaki_032017) August 29, 2025
年々暑くなるけど太陽光なし一条工務店
エアコン一台の平屋の我が家。
今の所、電気代は一番高くて12,000円です。
十分じゃないですか。— み (@milmil_pc) September 3, 2025
過乾燥になることも?加湿対策が必要
出典:一条工務店
全館床暖房の注意点として最も多く挙げられるのが、冬場の室内の「乾燥」です。
24時間体制で家全体を暖め続けるため、どうしても室内の湿度が低下しやすくなります。
もともと空気が乾燥している冬は、相対湿度が40%を下回ることも珍しくありません。
このためリビングや寝室など、長時間過ごす部屋にはパワフルな加湿器が必要となってきます。
一条工務店もこの点を考慮しており、全館換気システム「ロスガード90」に加湿機能を追加できる「うるケア」を用意。
これは給水やフィルター掃除の手間が不要なメンテナンスフリーの全館加湿システムで、導入すれば個別の加湿器を置く必要がなくなり家全体の湿度を快適に保つことができます。
故障したらどうなる?保証と対応
出典:一条工務店
住宅設備である以上、将来的な故障のリスクやメンテナンスについて理解しておくことは大切です。
一条工務店の全館床暖房で使われている温水を通す配管(架橋ポリエチレン管)は、50年以上の耐久性評価を得ており住宅そのものと同じくらいの寿命が期待できます。
一方で温水を作り出す熱源機(ヒートポンプ式室外機)は、一般的なエアコンと同様に10年~15年程度での寿命が想定されます。
故障した場合の交換費用は、専用の機種であるため一般的なエアコンより高額になる可能性があります。
不凍液は北海道などの寒冷地のみ必要となるアイテム
保証については設備に対しての短期保証が適用されますが、保証期間が過ぎた後の修理や交換は有償となります。
万が一の不具合が発生した際は、オーナー専用アプリ「i-サポ」から24時間メンテナンスを依頼できたり、アフターサポートセンターに連絡したりと迅速に対応できる体制が整えられています。
まとめ:一条工務店 全館床暖房の導入判断|メリット&デメリット
出典:一条工務店
それでは最後になりますがまとめていきましょう
- リビングだけでなく玄関や浴室まで家中が暖かい
- 足元から体をじんわり温める快適なふく射熱方式
- 部屋間の温度差が小さくヒートショックのリスクを低減
- 風が出ないためホコリやアレル物質が舞いにくい
- 火を使わない設計で子供や高齢者にも安心
- 高い住宅性能との組み合わせで省エネを実現
- 多くの主力商品で追加費用不要の標準装備
- 夏は「さらぽか空調」で除湿と床冷房も可能
- ランニングコストは全国平均と比較しても経済的
- 室内の空気が乾燥しやすいため加湿対策は必須
- Wi-Fiの電波が階をまたいで届きにくくなる場合がある
- 暖まるまでに時間がかかるため24時間連続運転が基本
- 熱源機の交換や不凍液など将来的なメンテナンス費用が発生
- 専用アプリやコールセンターによる充実したサポート体制
- 導入前に宿泊体験で快適性を確認することをおすすめ
以上になります。最後までお読みくださりありがとうございました<(_ _)>
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